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2024年11月22日
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原因不明の関節痛
2008年11月07日
どうも、泰心堂です。
今日は週末&来週の予定と治療例のお話。
まずは週末の予定
11/8 土曜日 9時台2人まで、10時台残一人、11時台2人まで
11/9 日曜日 8時台2人まで、9時、10時ともにあと一人まで
ええと不思議なことですが、朝八時もともと金曜夜勤や週末朝早く受けて活動したい人のために設定した時間ですが、なぜか早々と埋まります。珍しく日曜のこの時間が空いていますので朝早くに受けたい方は前日までにご連絡ください。
来週は・・・月、火がねらい目。その他曜日も空き時間ありますのでお問い合わせください。
さて、治療例の話と言うことで・・・
30代男性 全身のだるさと関節痛、火照りなどでやる気がせず、常にだるくて仕事もできなく、休職中。あちこちの病院に行くも原因不明。若干の鬱傾向も見えると言うことで心療内科を勧められている状態で来院。確定ではないが、『繊維性筋痛症』の疑いがあるとも言われたそうだ。
原因不明の場合、対処的な処置しかできないのが現代医学。東洋医学も原因がはっきりしていたりすると対症状的な治療法(標治法と言う人もいる)がしやすかったりします。
しかしながら当院のやり方は『積聚治療』という考え方に基づいて身体を整えることを考えています。で、その考え方の中では『病名も一つの目安に過ぎない』と考えるので病名がはっきりしない状態でも、身体に目印、徴候が現れている以上それを目安に治療することで、改善が期待できます。
いつごろから・・・とか個人情報に掛かることは保護の関係があるので割愛して、私が見た感想の話。
本人は熱感を感じているもの、手首の脈に触れてみても熱が上がっているときの特徴的な速い脈は現れていない。感触として触れている片側三指、合わせて六指に感じる感覚は「弱く、細い脈」。心身ともになんかよ~わからんが下手っているんでしょうね。
手足を触ってみると、どちらかと言うと冷たい。お腹は硬く、背中もかなり緊張しているし、頚なんてガチガチ。
目は一応起きてはいるものの生気が少ないというか、なんかうつろな感じ。
当院のやり方は特にお腹の圧痛や違和感を目印に背中で治療していく方法を取るが、お腹は全般的になんというか硬く、弾力がない。手順に沿ってお腹を手で抑え圧力を加えて反応を診る。臍の両サイドが特に際立って硬い。特に硬いほうを今回の目印にして背中で治療することにする。
専門的な用語で言うと『脾積』。お腹に配置した領域のうち『脾』という記号を割り当てた領域にほかよりも強い反応があると言う意味であり、直ちに『脾臓』がおかしいということにはならない。
全身の倦怠感を訴えているので『脾虚』と言われる状態ともま、それほどずれていない。
身体のあちこちに感覚異常が出ていると言うことだから自律神経系の乱れが少し予想できる。恩師小林の言葉に従ってこういうときは第三方式というやり方を取る。・・・とは言え、珍しい状態ではなく、当院ではこの第三方式を取る方が最近増えている。
鍼は刺せば効くというものではなく、如何に効かせるかの問題のほうが大きい。大きく露わにさせていただいた背中に鍼を触れるか触れないか程度に当てていく散鍼術(接触鍼術)を丁寧に行って、そののち手順に従ってツボを取っては鍼をあて操作し、身体の変化、指標=目印の変化を追っていく。このとき、鍼は身体が受け入れるままに任せるので場合によってはほどほどに刺すことになるし、鍼を当てているだけの状態になることもままある。無理やり刺す必要はなく、身体が受け入れるのならば受け入れるままに解剖学的に、生理学的に状況的に危険でない範囲で沈めればよい。
数箇所刺激して指標に大きな変化があったので背中での調整を終了。また天井向きに戻ってもらって、脈やお腹、自覚症状などの変化を確認する。
この方の場合、自覚症状の変化は身体の変化に比べて薄いようだった。お腹の状態の変化と鍼灸がはじめてのことも考えてその回はここで終了。次回の予約を取ってもらった。
こうして週1回、時に2回、どうように治療を行うこと計5回・・・というか一月。身体のだるさ、身体の火照り感、関節痛、いずれも気にならなくなったので終了。
・・・うん、この方はうまくいった。
「最初に3~4回くらいか変わるんじゃないな?」なんて言っておいたが、ちょっと身体の力がないので内心、もっとかかるんではないかとか思っていたし・・・
このようにうまくいくこともあるし、予想外に時間がかかることもある。が、少しでもよくなるように願いつつ、その時点でやれるだけの治療している。
この方のように私と関わることで楽になる方が一人でも増えれば幸いだと思います。
今日はこの辺で。
今日は週末&来週の予定と治療例のお話。
まずは週末の予定
11/8 土曜日 9時台2人まで、10時台残一人、11時台2人まで
11/9 日曜日 8時台2人まで、9時、10時ともにあと一人まで
ええと不思議なことですが、朝八時もともと金曜夜勤や週末朝早く受けて活動したい人のために設定した時間ですが、なぜか早々と埋まります。珍しく日曜のこの時間が空いていますので朝早くに受けたい方は前日までにご連絡ください。
来週は・・・月、火がねらい目。その他曜日も空き時間ありますのでお問い合わせください。
さて、治療例の話と言うことで・・・
30代男性 全身のだるさと関節痛、火照りなどでやる気がせず、常にだるくて仕事もできなく、休職中。あちこちの病院に行くも原因不明。若干の鬱傾向も見えると言うことで心療内科を勧められている状態で来院。確定ではないが、『繊維性筋痛症』の疑いがあるとも言われたそうだ。
原因不明の場合、対処的な処置しかできないのが現代医学。東洋医学も原因がはっきりしていたりすると対症状的な治療法(標治法と言う人もいる)がしやすかったりします。
しかしながら当院のやり方は『積聚治療』という考え方に基づいて身体を整えることを考えています。で、その考え方の中では『病名も一つの目安に過ぎない』と考えるので病名がはっきりしない状態でも、身体に目印、徴候が現れている以上それを目安に治療することで、改善が期待できます。
いつごろから・・・とか個人情報に掛かることは保護の関係があるので割愛して、私が見た感想の話。
本人は熱感を感じているもの、手首の脈に触れてみても熱が上がっているときの特徴的な速い脈は現れていない。感触として触れている片側三指、合わせて六指に感じる感覚は「弱く、細い脈」。心身ともになんかよ~わからんが下手っているんでしょうね。
手足を触ってみると、どちらかと言うと冷たい。お腹は硬く、背中もかなり緊張しているし、頚なんてガチガチ。
目は一応起きてはいるものの生気が少ないというか、なんかうつろな感じ。
当院のやり方は特にお腹の圧痛や違和感を目印に背中で治療していく方法を取るが、お腹は全般的になんというか硬く、弾力がない。手順に沿ってお腹を手で抑え圧力を加えて反応を診る。臍の両サイドが特に際立って硬い。特に硬いほうを今回の目印にして背中で治療することにする。
専門的な用語で言うと『脾積』。お腹に配置した領域のうち『脾』という記号を割り当てた領域にほかよりも強い反応があると言う意味であり、直ちに『脾臓』がおかしいということにはならない。
全身の倦怠感を訴えているので『脾虚』と言われる状態ともま、それほどずれていない。
身体のあちこちに感覚異常が出ていると言うことだから自律神経系の乱れが少し予想できる。恩師小林の言葉に従ってこういうときは第三方式というやり方を取る。・・・とは言え、珍しい状態ではなく、当院ではこの第三方式を取る方が最近増えている。
鍼は刺せば効くというものではなく、如何に効かせるかの問題のほうが大きい。大きく露わにさせていただいた背中に鍼を触れるか触れないか程度に当てていく散鍼術(接触鍼術)を丁寧に行って、そののち手順に従ってツボを取っては鍼をあて操作し、身体の変化、指標=目印の変化を追っていく。このとき、鍼は身体が受け入れるままに任せるので場合によってはほどほどに刺すことになるし、鍼を当てているだけの状態になることもままある。無理やり刺す必要はなく、身体が受け入れるのならば受け入れるままに解剖学的に、生理学的に状況的に危険でない範囲で沈めればよい。
数箇所刺激して指標に大きな変化があったので背中での調整を終了。また天井向きに戻ってもらって、脈やお腹、自覚症状などの変化を確認する。
この方の場合、自覚症状の変化は身体の変化に比べて薄いようだった。お腹の状態の変化と鍼灸がはじめてのことも考えてその回はここで終了。次回の予約を取ってもらった。
こうして週1回、時に2回、どうように治療を行うこと計5回・・・というか一月。身体のだるさ、身体の火照り感、関節痛、いずれも気にならなくなったので終了。
・・・うん、この方はうまくいった。
「最初に3~4回くらいか変わるんじゃないな?」なんて言っておいたが、ちょっと身体の力がないので内心、もっとかかるんではないかとか思っていたし・・・
このようにうまくいくこともあるし、予想外に時間がかかることもある。が、少しでもよくなるように願いつつ、その時点でやれるだけの治療している。
この方のように私と関わることで楽になる方が一人でも増えれば幸いだと思います。
今日はこの辺で。
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