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2024年11月22日
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過敏性腸症候群の治療

2006年05月29日
ども、泰心堂です。
何故かすっかり内科系はり師、きゅう師へ一直線と言った様子です。
この間、はじめて腰痛(外科系)の方と巡り合いました。なぜか新鮮な感触・・・。


”過敏性腸症候群”と言われたんだけど、鍼灸でなんとかなる?

ある日突然、友人からこう聞かれました。
その後、とある知人の治療をしている最中に・・・

「”過敏性腸症候群”て言われたんだよね。アレって何?」
(なぜ?ビンゴ=大当たり)
・・・ということで今回のトピックは”過敏性腸症候群とは何?”
一応、西洋医学的なことを少し・・・

「腸に器質的異常がないにも関わらず、腸管の運動や緊張の亢進、分泌機能の亢進により、便秘、下痢あるいは便秘下痢を繰り返したり、腹痛などの不定の胃腸症状を呈するもの。」(臨床医学各論 医歯薬出版)

噛み砕いて言うと診断しても臓器の異常はないけど、下痢⇔便秘、腹痛などの症状が繰り返し出ているもの。

原因はと言うと実は・・・よくわかっていない。
よくわかっていないものは大抵、ストレスで片付けられてしまうわけですね。
処方としては、下痢、便秘等にあわせて薬が出されて終わり。あとは不眠などの症状が重なると精神安定薬などが使われるそうです。

東洋医学的にはどうでしょうか?
ストレス→肝経
全身倦怠→脾経
腸→大腸経(肺経)、小腸経(心経)
などと語句に飛びついてもある程度効果があるようです。

泰心堂では・・・
「外部の要因、内部の要因、疲れなどの影響で全身の調和が崩れて、環境に適応できなくなった結果、一番弱い部分に具体的な症状として影響が出ている」と考えます。

治療は接触鍼という技法に従い皮膚に鍼を当てていき、次いでお腹の様子を確かめ、背中に鍼を当てて手当てをしていきます。
(興味深いことですが、お腹にも全身の状態が反映しているのです。)
一連の手当てを終了するとお腹の様子が変わってきますので、その様子を見て加療するかどうか決め、加療or終了します。

大事なことは「はり」「きゅう」によって治る力を持った身体を一緒につくることです。治る身体になったとき、症状はもっとも自然な状態で消えていきます。

自律神経が関わる疾患など内科系の疾患の治癒には多くが相当の時間を要します。
一つは、手当てするまでに時間がかかり治る力自体が弱くなっていること、もう一つは西洋的な薬の影響、そしてお客様自身の健康管理の意識と実践の差などが影響しているようです。

一応の目安は3ヶ月。だいたい筋トレをして体が変わるのがこのサイクル。今のところ体質改善という意味ではこのようにお話をしています。
治療回数はお客様自身の身体の自己治癒力次第なので様子を見ながら週2回、週一回、十日に一回、2週に一回・・・と減らしていきますのでちょっと正確な回数は出せませんが・・・。
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