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2024年11月22日
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病名がわからなくても施術できるわけ

2006年05月02日
「なんとなく調子が悪いんだけど~」
そんな感じってありませんか?
こういうときって病院に行っても病名がつかないことって多々あります。
「症状⇒病名⇒原因⇒治療法」というのが西洋医学の流れですので往々にして西洋医学では治療の術がありません。
「なんとなく~」は病気でないか気分障害と判断されてしまうからです。

東洋医学では逆に「身体の状態」が調和を保つということを考えているので、「なんとなく調子が悪い」=「身体の状態に偏り」があると考えます。
偏りがあるのならはり、きゅうその他の方法でバランスを取ることが出来ると考えるのです。

たとえばメニエール症候群。低いうなり声のような耳鳴りと目の前の景色が回転するようなめまいを特徴とするものですが、西洋医学的には今のところ原因の特定ができていません。内耳といわれる部分になんらかの異常があるのでは?とかストレスのせいとかいわれます。
私たちの場合はこれもまた身体のバランスが崩れているからと考えますので、その時そのときの身体の状態を診ながら刺激を加えてあげるようにします。(ただしこういった疾患は時間がかかります。)

人間の自己回復能力というのは素晴らしいもので、きちっと働くと西洋医学では原因不明の症状さえも取れてしまうことがあります。
大事なことは、
1.治したいという意思をもつこと
 (治した後の目的と関連付けましょう)
2.治療を継続すること
 (あと一回を受けるかどうかが分かれ目)
3.治療終了後は再発防止の体調管理に努めること
 (同じ生活をしていたら繰り返す可能性が高いですね)
4.そのために生活をしっかり見つめて楽しむこと
 (治療は生活の中でわずかな時間です。治療以外の時間を大切にしてください。)

よく治療期間について質問を受けます。答えはいつも「これくらいで治る人もいますが、身体の状態によりけり」です。
別に逃げているわけでもなくて、皆様の身体と対話することで十分、不十分がわかるのであって予想してくださいといわれても難しい。その後の過ごし方でもずいぶんと変わるものです。

アトピー、喘息などはそれこそ数年単位で週1~2の治療、集中治療の時期が過ぎても体調管理に1~2ヶ月に1回というペースで通われるケースが多いですね。
逆に腰痛、腰椎ヘルニア、肩こり、頭痛、風邪など1~2回でもうすっかり大丈夫。痛まないなんて人もいます。

身体を整え、治る時期が来たら症状は治ってしまうものです。その時期が来るように刺激を加え調整していくのが東洋医学の技術です。
ちょうど私のところに来たときがそうでしたら1回で治るなんてこともあるかもしれませんね。

目安としては痛みなどの症状がきつい場合は週1~2回で1~2週間くらい継続して治療し、様子を見ながら減らしていきます。
なんとなく不調でという場合は、相談しながら週一回くらいのペースで症状の変わり具合を見ていく形になるでしょうか?

こちらとしてもできるだけ皆様の負担にならないように余分な治療行為をしないように心がけています。

恩師(積聚会 小林詔司)の言葉
「治療の鉄則は薄皮をはぐような治療効果をもたらすこと」
「必要なところへ、いかに必要なだけの気の調節を行うかが治療ということだ」
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