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2024年11月24日
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業界の不思議話。

2007年06月01日
どうも泰心堂です。
明後日(6/3)は休院です。6/4は通常通りです。
来週のねらい目は水曜日、金曜日。新規の方はこのあたりを狙ってくだっさいね。

さて、本日の話は・・・
ええとこれは『閑話』かな?

ええと私が所属している組合?から新報という形で会報が届きました。
ま、一応ですね目を通しています。
業界のお偉方はなんだか勝手なこと言っていますね。

『国民のための鍼灸医療の推進を目指す』とタイトルきっていろいろと好き勝手なこと書いています。

そのいくつかご紹介。
『鍼灸が医療として認知されていない。』
ん?じゃ、業団としてなんかPR活動していますか?一般の方々に対して鍼灸ってこういうものですよと訴えかけるような活動しています?
鍼灸師会の鍼灸の一般に対するPR?ていうのを記載した新聞折込なんか見たことありません。
年一回決まった場所で無料治療会をやったところでいったい誰の目に留まるというのでしょうか?

『健康保険制度の対象が限定されていて使いにくい』と言いますが、健康保険制度の財政状況はかなり厳しいです。鍼灸師にまで保険適用の判断を認めるなんてことになったら、パンクするのは誰だって予想できるでしょう。だって、健康保険の組合自体に適正に請求されているかどうかを現実に即して検査する仕組みがありませんから不正し放題です。現実に『慢性症状、日常労作性疲労に対して勝手に転んだことにして保険請求している治療院』だって摘発されているくらいですから。
むしろ、針灸も接骨も健康保険からはずした方が不正行為も防げますのでよりよいかと思います。

また、こんなことも言っています。
『鍼灸治療に対する期待の大きい筋・骨格系疾患について、・・・同一患者が同時に2疾患に対する鍼灸治療を受けた場合においても、2疾患で請求できるようにすることを二次目的としたガイドラインを作成する』

は?という感じです。
「鍼灸は病名治療ではない。病人治療である」
と日ごろからいっている人たちの台詞とは思えません。

そういう身体の状態で『五十肩』なりなんなりが起こっていると診ればいいだけの話で、一回の治療でまとめてみることができる・・・というか診るのが当たり前なのですから2疾患で請求できるようにする必然性がありません。
もし保険の適用を認めろというのなら一治療につき定額で十分。

私の学んだ『積聚治療』ではどんな疾患でも同じ手順で背部治療です。疾患名なんてどうでもいいわけです。ここでいうように腰痛だろうが五十肩だろうがムチ打ちだろうが背中を治療して治します。部位の違いなんぞありません。そんなぐだぐだ言わんと治療せいという話。
その中で、同意書をいただいていた『五十肩』による痛みがなくなれば、同意書の効力がなくなるだけで、ほかに適用疾患が残っていればその疾患名で改めて同意書をいただけばいいだけのことです。
ま、たしかに同意書もらうのも大変ですし、療養費請求の書類を患者さん本人に書いていただく(これが原則です。)のも結構大変ですがね。

『病人治療』ってのはそういうもんでしょう?

なんて思いましたね。

「鍼灸は安価で受療しやすい」という要件もおかしな話で何と比べてなのかはっきりしていない。ただ、単に保険を使って見た目安くすれば客が来ると思うのは浅はかな話ですね。
きちっと患者さん自身が『価値がある』と判断できるような『サービス』=施術行為を提供する方が先です。

『サービス>>施術料』
と思えるのならそれは安価であると判断できるし、
『施術料>>サービス』
と思うのならそれはいくらであっても割高である。

そうやって選んでもらえるように何をすべきなのかを考えないといけないと思うんですけどね~。

と今日はこの辺で♪
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