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2024年11月24日
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お断りした治療例
2007年02月09日
あまりに都合の良いことばかり書いていてもしかたがありません。
都合の悪いことも含めて情報公開ですね。
どうも、泰心堂です。
治療をしていると、『継続治療が必要にも関わらずにお受けできない症状』あるいは案件というものあります。
ひとえに私の技量不足だったのでしょう。
『子宮筋腫が小さくなった、退縮してなくなった。』
などという話はよくある話です。私のところでも一ヶ月も立たずに消えてなくなった人もいらっしゃいます。未だになんで消えてなくなったのか私自身が不思議に思うくらいです。一方で半年近く治療してもあまり変わらない人もいらっしゃいます。
診ている感触では、小さくなったり、なくなってしまう人の方が多いようです。
こういうものであれば『治療しましょう!』と言えます。もちろん危険度が高いものについては病院での検査あるいは経過観察を継続していただいたりとセーフティはお互いのためにかけておきますけどね。
すべての症例がこうであれば良いのですが中には難しいものがあります。
たとえば・・・
『緑内障』。
以前、記事にも書いたのですが、眼球の内圧が(相対的に)高くなって視神経を圧迫する症状で、最悪失明の可能性があります。
確かに、鍼灸の専門雑誌の報告例などを診ると『鍼灸をすることで眼圧が下がった』という臨床報告は多数あります。
が、私自身はそういった『完治した』症例を経験したことはありません。
『現状維持』か、『緩やかな進行』がせいぜいではないか?という感触すらあります。もちろん治った症例を多数お持ちの先生方はいらっしゃるのだと思いますが、難しいというのが正直なところです。
実際の治療としては、週一回あるいは2週に一回程度の鍼灸治療と定期的な眼科での検診を続け、なるべく境界値を越えないように全身の調整および眼の周囲の緊張緩和に努めます。それでも大きく境界値を越えた場合は失明のリスクを避けるために手術などの手段を選ぶというお約束の上治療をしていきます。
通常の緑内障であれば確かに、取り組む意義がありますし、鍼灸治療を続けることで付随して出てきている身体の他の部分の症状も含めてケアできるので眼にかかるストレスも減らすこともできますし、『全体的に調子の良い生活を送る』ことができるでしょう。
そういったお手伝いはいつでもお引き受けしています。
が、この中で特殊な例があります。
先ほど『(相対的に)』という書き方をしました。そうです。すこし特殊なかたちの『緑内障』があります。
『正常眼圧緑内障』
というのがそれです。眼圧は正常なのにも拘らず、視神経が圧迫されて痛みなどの症状が出るものです。原因は『視神経の萎縮』など視神経側が弱くなったこととされるが、『なぜそうなったか?』は実のところ不明です。
もちろん理論体系が異なるので東洋医学的な説明と治療は可能ですが、何分、何も保証できるものではありません。
正確に言うならば、『鍼灸の治療を行うことで全身の調整が図られるので何かしらの体の不具合は解消されることは予想されるが、視神経が修復されるか否かについては保証の限りではない』ということです。
西洋医学的な話では『神経の修復』は非常に難しい。
それを安易に東洋医学的な立場から「できます」と請け負うことはできません。
「症例として特殊なものであり、私は今までに経験したことがございません。付随する体の不具合については手当てができるとは思いますが、眼の問題については先の見えない治療になります。いかがなさいますか?」
とお話をして一回目の治療をして『継続するか否かを判断してください。』とお客様にお話しました。
結局、お客様側では不要と判断されたのでしょう。次のコンタクトはありませんでした。
見せていただいた感触では、性格的に細やかで、完ぺき主義の傾向があり、デスクワークが中心の方でした。で、仕事姿勢はあまりよくなく猫背でディスプレイと眼が近く、対人関係のストレスが溜まりやすい様子であり、身体を診てみると、東洋医学的な『肝』と『腎』に大きな負担がかかっているようで、その影響で『心』(神)に大きな影響が生じているようでした。
なお、開院当初から取り組んでいました『薬害』(本人曰く)が疑われた症は先日、めでたく卒業となりました。
当初訴えていた突き上げるような胸の痛み、『血管炎』様の手足の火照り症状や手足の左右の異感覚などのぶり返しなく、状態も安定しておりましたので『治癒』と看做して良い状態でした。付随していた首肩の凝りも置きにくくなり、また足元の冷えも改善されてなかなか良い体に仕上がったと思いますね。
甘いものがすきにも拘らずきちっと節制した砂糖などの糖分を控えていただけたのが良かったのだと思います。
治療の相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ
泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail taishindo@festa.ocn.ne.jp
Web http://takefor.client.jp/
都合の悪いことも含めて情報公開ですね。
どうも、泰心堂です。
治療をしていると、『継続治療が必要にも関わらずにお受けできない症状』あるいは案件というものあります。
ひとえに私の技量不足だったのでしょう。
『子宮筋腫が小さくなった、退縮してなくなった。』
などという話はよくある話です。私のところでも一ヶ月も立たずに消えてなくなった人もいらっしゃいます。未だになんで消えてなくなったのか私自身が不思議に思うくらいです。一方で半年近く治療してもあまり変わらない人もいらっしゃいます。
診ている感触では、小さくなったり、なくなってしまう人の方が多いようです。
こういうものであれば『治療しましょう!』と言えます。もちろん危険度が高いものについては病院での検査あるいは経過観察を継続していただいたりとセーフティはお互いのためにかけておきますけどね。
すべての症例がこうであれば良いのですが中には難しいものがあります。
たとえば・・・
『緑内障』。
以前、記事にも書いたのですが、眼球の内圧が(相対的に)高くなって視神経を圧迫する症状で、最悪失明の可能性があります。
確かに、鍼灸の専門雑誌の報告例などを診ると『鍼灸をすることで眼圧が下がった』という臨床報告は多数あります。
が、私自身はそういった『完治した』症例を経験したことはありません。
『現状維持』か、『緩やかな進行』がせいぜいではないか?という感触すらあります。もちろん治った症例を多数お持ちの先生方はいらっしゃるのだと思いますが、難しいというのが正直なところです。
実際の治療としては、週一回あるいは2週に一回程度の鍼灸治療と定期的な眼科での検診を続け、なるべく境界値を越えないように全身の調整および眼の周囲の緊張緩和に努めます。それでも大きく境界値を越えた場合は失明のリスクを避けるために手術などの手段を選ぶというお約束の上治療をしていきます。
通常の緑内障であれば確かに、取り組む意義がありますし、鍼灸治療を続けることで付随して出てきている身体の他の部分の症状も含めてケアできるので眼にかかるストレスも減らすこともできますし、『全体的に調子の良い生活を送る』ことができるでしょう。
そういったお手伝いはいつでもお引き受けしています。
が、この中で特殊な例があります。
先ほど『(相対的に)』という書き方をしました。そうです。すこし特殊なかたちの『緑内障』があります。
『正常眼圧緑内障』
というのがそれです。眼圧は正常なのにも拘らず、視神経が圧迫されて痛みなどの症状が出るものです。原因は『視神経の萎縮』など視神経側が弱くなったこととされるが、『なぜそうなったか?』は実のところ不明です。
もちろん理論体系が異なるので東洋医学的な説明と治療は可能ですが、何分、何も保証できるものではありません。
正確に言うならば、『鍼灸の治療を行うことで全身の調整が図られるので何かしらの体の不具合は解消されることは予想されるが、視神経が修復されるか否かについては保証の限りではない』ということです。
西洋医学的な話では『神経の修復』は非常に難しい。
それを安易に東洋医学的な立場から「できます」と請け負うことはできません。
「症例として特殊なものであり、私は今までに経験したことがございません。付随する体の不具合については手当てができるとは思いますが、眼の問題については先の見えない治療になります。いかがなさいますか?」
とお話をして一回目の治療をして『継続するか否かを判断してください。』とお客様にお話しました。
結局、お客様側では不要と判断されたのでしょう。次のコンタクトはありませんでした。
見せていただいた感触では、性格的に細やかで、完ぺき主義の傾向があり、デスクワークが中心の方でした。で、仕事姿勢はあまりよくなく猫背でディスプレイと眼が近く、対人関係のストレスが溜まりやすい様子であり、身体を診てみると、東洋医学的な『肝』と『腎』に大きな負担がかかっているようで、その影響で『心』(神)に大きな影響が生じているようでした。
なお、開院当初から取り組んでいました『薬害』(本人曰く)が疑われた症は先日、めでたく卒業となりました。
当初訴えていた突き上げるような胸の痛み、『血管炎』様の手足の火照り症状や手足の左右の異感覚などのぶり返しなく、状態も安定しておりましたので『治癒』と看做して良い状態でした。付随していた首肩の凝りも置きにくくなり、また足元の冷えも改善されてなかなか良い体に仕上がったと思いますね。
甘いものがすきにも拘らずきちっと節制した砂糖などの糖分を控えていただけたのが良かったのだと思います。
治療の相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ
泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
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Web http://takefor.client.jp/
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