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2024年11月29日
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ぎっくり腰の治療

2008年04月08日
どうも、泰心堂です。
ええと何書きましょうか?
そう言えばここ数日ぎっくり腰の患者さんが続いていましたっけ?あとは脱毛関連と顔面神経痛での検索と問合せが増えていますね。

ぎっくり腰を含めた、急性の腰痛や神経痛は鍼灸が得意とするものですね。
特に痛みがジンジンと強く出ている時は日数をあけずに治療をすると非常に効果があります。
また軽度のものであれば2~3回の治療でも状態が改善しますし、長い時間歩けない、長時間たっているとつらいなんて腰痛(慢性腰痛、椎間板ヘルニア、脊椎辷り症など)もちゃんと治療とトレーニングを続けると着実に症状が改善していきます。

治療は大雑把にいうと
1.痛みの治療
2.傷み(組織などのダメージ)の治療
に分けられます。

1.痛みの治療とはその通り、【腰痛】など【痛み】の出ている部位、痛み自体に注目して痛みが治まるようにと治療していくこと。
2.傷みの治療とは、その痛みを引き起こしている原因となっている組織の傷み(キズ)に注目して治療していくこと。

【治癒】ということを考えると【傷み】を治すことが大事です。

この痛みが甚だしく強いときは痛みの治療を優先し、とりあえず動けるようにします。そうでないときは【傷み】という観点から体のバランスを見直して、蔵府経絡、気などどこに過不足、滞りがあるかを考え、過剰は平準化し、不足は補い、滞りは解消するというそれぞれの概念の手技を適切に施すことによって自ら【傷んできる組織などを修復させる】ように仕向けていくのが鍼灸治療というものです。

ぎっくり腰など特に痛みによって動けないというのが先ず問題の場合、直後は患部の様子を診て、患部の温度や質感そして現病歴、既往歴を確認したうえでアプローチをしても問題ない場合に限って鍼灸で治療を施すことになります。
痛みが強くて動けない場合は、無理のない姿勢をとってもらった状態でこちらが身体を動かし、支えつつ、徐々に身体の強張りをとっていくようにします。
ある程度、体位変換ができるように緊張を取ったら、後は直接患部にアプローチをしてきます。

で、痛み止めの鍼を打った上で、余力がありそうだったら傷みに対応するために身体の状態を再度診た上で、身体を調える鍼を打っていきます。
余力がない場合は、痛み止めの鍼を打ったことで身体の状態が変化していますから、一端治療を終了し次回に繰り越します。
で、次回のときに痛みと身体の状態を確認した上で痛みの治療、傷みの治療のいずれか、又は両方を組み合わせるようにしていきます。

ま、こんなことを繰り返しながら内側から身体を強くしていこうってのが鍼灸治療ですね。

なんか急場シノギの最終手段と思われている節がありますが、鍼灸は生活の中に取り入れてこそ本領を発揮しまね。

・・・と、患者さんがお見えになったのでこの辺で。
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