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2024年11月29日
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不妊治療の実際
2008年04月10日
どうも、泰心堂です。
今日のお話は問合せの多い不妊治療(不妊症の治療)の話です。
・・・なんか違和感ありますね。
糖尿病なら糖尿病治療というのになんで不妊症は不妊治療なんでしょう?
さて、定義を書くのもなんだかな~ですが、一応簡単に書いておきましょう。
不妊症とは夫婦が同居して2年以上、避妊をしているわけでもないのに妊娠しないもの。妊娠歴のない原発性不妊、妊娠歴があり前回の妊娠から二年以上たっても妊娠しない続発性不妊症とがある。
原因は、男性の性機能障害、精液異常、女性の排卵障害、卵管、子宮、子宮頚部などの障害など様々な原因で生殖器の機能がおかしくなっていることが誘因となる。
東洋医学的には身体が妊娠出産に対して準備できていないということになうる。東洋医学的な原因も幾つかに分けることができるが大雑把に経絡(生命エネルギーの通路)と気(生命エネルギー)という観点から見ると・・・卵巣、卵子、子宮、胎盤、精巣、精子、射精機構それぞれに気が満ちていないということになります
一つはそれぞれの器官自体の問題、もう一つはそこに至る経絡に十分に気=生命エネルギーが通じていない。若しくはそこまで気を行き渡らせるほど気が充実していないということになりますね。
腎虚、脾虚、お血、肝鬱、湿痰・・・と身体が示すサインは人それぞれですが、何らかの身体の機能が低下している(=本来の機能を果たしていない)のは間違いないので、うちの流派ではこの【機能低下】をひっくるめて【冷え】という概念で説明している。
で、私たち鍼灸師が提供する不妊症の治療とはこの【冷え】を解消することを通じて身体を妊娠を期待できる良好な状態に保つことが目的となります。
「治療を続けるとどれくらいで結果が出ますか?」という質問が多い。
もちろん待望、切望している気持ちはわかりますが、こればかりは「いつまでに」という話がそうそう簡単にできるものではありません。
モノの記録によると毎日のように治療を続けて一月ほどで結果が出た方もいます。一方で数年にわたり治療を続けてできない方も残念ながらいらっしゃいます。
成功例の平均で半年から1年、あるいはというのがかなり多いのではないでしょうか?
「いつまで治療を続ければ良いでしょうか?」
これに対しては東洋医学的には簡潔です。うちの考え方でいけば「冷えが解消するまで」です。
冷えの解消=体の気力充実ですから、何をやるにも良い状態です。その状態を維持することで妊娠の可能性も挙がります。
精神的にも、肉体的にも良好な状態を保つというのが(自然な)妊娠にとって必要なことです。身体が切羽詰っていた(何か病気を抱えている、具体的な異常がある)り、精神的に追い詰められていた(強い精神的ストレス、鬱に近い状態)りしているとやはり自分の身体を保つために気=エネルギーがよりを多く振り分けられますし、度が過ぎると消耗してしまいます。これで妊娠をすると体の負担が大きくなりすぎ、母子ともに危険な状態になりかねないので本能的な部分で抑制が働くのではないでしょうか?
少しでも身体を良い状態に保つこと。これには鍼や灸の優しい刺激が非常に有効です。
人によって良い状態になる時機、良好な状態を保てるタイミングというのは違いますから治療頻度、期間などは一人ひとり違ってきます。だって、皆さん同じ身体で同じ生活しているわけではありませんからね。
「治療頻度はどれくらいでしょうか?」
これも多い質問ですね。状態によりけりというのはあまりに不親切なので目安くらいは示しましょう。そうですね、週1~2回というところでしょうか?もちろん回数を増やせば増やすほど細かな調整をしていくことができますので体調が上向きやすくなるのは一つの事実ですが、現実的に毎日とか隔日の治療ができるか?というと・・・そりゃ無茶ってもんでしょう?
「自宅で自分又は家族でできませんか?」
・・・治療家泣かせの質問がこれですね。あなたやあなたのご家族が私程度の専門性と技量をお持ちでしたら自宅でやれることは幾つかあるでしょう。私ネタバラシが好きなんで自分の手持ちのネタバラしても一向に構わないのですが・・・
でもね、やはり鍼を扱っての専門的手法(気の調整)ってのは一般的には難しいと思うんです。
なので安全性を考えるとツボ押しか、簡易灸(せんねん灸など)をすえるというのが一つの限界だと思います。またこの場合もツボって身体の状態によって動きますので効かせたいのならやはり専門のトレーニングを積んだプロに目安をとってもらったほうが良いと思います。
昔から【生兵法は怪我の元】とも言いますしね。
ま、その辺も考慮して今年中に、昨年作成して好評だった【簡単にできるセルフケア入門】を元に第二版~婦人科編~を作成しようかと思っています。
第一版の内容はというと・・・肩こり、腰痛、腹痛、不眠と基本的な婦人科疾患の対応ってな内容ですね。あくまでうちの患者さんのための営業的な資料。販売していませんのであしからず。(相談にはのりますが・・・)
さて、うんちくはこの辺で実績の話ですね。
ええと何故か昨年末から今年の夏にかけて出産ラッシュです。
特に【不妊症の治療】として承ったわけでは在りませんが、不妊状態で「そろそろ欲しいんですけどね」と言っていた方の多くに幸運が舞い込んだようですね。
昨年末からええと12、1、2、3、で双子を含めて5名の新生児。また4月3名、5月に1名・・・となんだか良い感じですね。
いずれも不妊以外の別の内科的な疾患(子宮筋腫、卵巣膿腫、過敏性腸症候群・・・)、外科的な疾患(頚椎、腰椎椎間板ヘルニア、腕の痺れ、坐骨神経痛)などで治療を受けに来た方ですね。主だった訴えが解消した後も健康管理とかストレス解消という意味合いで通われたのが良かったのかもしれません。
治療頻度は、治療に来たときの主訴、例えば腰椎椎間板ヘルニアなどの傷みの程度、【冷え】の程度を考えた上で週1~2回の治療、場合によっては痛みが酷い人は3回ほどの治療を加えつつ、症状の経過ともに治療頻度を減らしていきます。
うちの場合治療をして痛みがおさまり身体の組織的傷みが回復し、再発がみられなくなった時点で病気、症状の治療は終了します。あとは「月2~3回、体調崩す前に健康管理がてら続ける?」と患者さん自身の判断に任せて卒業させてしまいます。
健康管理に使う人のなかで頻度が高いのが週一回。2週間に一回程度顔を出す人が多いでしょうかね?
みなさん、そういう方でしたね。
妊娠が発覚したのがそうですね、初回から考えると半年~10ヶ月程度って方が多いようですね。
すこし肩の力を抜いて、頑張っている自分へのご褒美みたいな感じで続けてみると良い効果が出やすいのかもしれませんね。
今日のお話は問合せの多い不妊治療(不妊症の治療)の話です。
・・・なんか違和感ありますね。
糖尿病なら糖尿病治療というのになんで不妊症は不妊治療なんでしょう?
さて、定義を書くのもなんだかな~ですが、一応簡単に書いておきましょう。
不妊症とは夫婦が同居して2年以上、避妊をしているわけでもないのに妊娠しないもの。妊娠歴のない原発性不妊、妊娠歴があり前回の妊娠から二年以上たっても妊娠しない続発性不妊症とがある。
原因は、男性の性機能障害、精液異常、女性の排卵障害、卵管、子宮、子宮頚部などの障害など様々な原因で生殖器の機能がおかしくなっていることが誘因となる。
東洋医学的には身体が妊娠出産に対して準備できていないということになうる。東洋医学的な原因も幾つかに分けることができるが大雑把に経絡(生命エネルギーの通路)と気(生命エネルギー)という観点から見ると・・・卵巣、卵子、子宮、胎盤、精巣、精子、射精機構それぞれに気が満ちていないということになります
一つはそれぞれの器官自体の問題、もう一つはそこに至る経絡に十分に気=生命エネルギーが通じていない。若しくはそこまで気を行き渡らせるほど気が充実していないということになりますね。
腎虚、脾虚、お血、肝鬱、湿痰・・・と身体が示すサインは人それぞれですが、何らかの身体の機能が低下している(=本来の機能を果たしていない)のは間違いないので、うちの流派ではこの【機能低下】をひっくるめて【冷え】という概念で説明している。
で、私たち鍼灸師が提供する不妊症の治療とはこの【冷え】を解消することを通じて身体を妊娠を期待できる良好な状態に保つことが目的となります。
「治療を続けるとどれくらいで結果が出ますか?」という質問が多い。
もちろん待望、切望している気持ちはわかりますが、こればかりは「いつまでに」という話がそうそう簡単にできるものではありません。
モノの記録によると毎日のように治療を続けて一月ほどで結果が出た方もいます。一方で数年にわたり治療を続けてできない方も残念ながらいらっしゃいます。
成功例の平均で半年から1年、あるいはというのがかなり多いのではないでしょうか?
「いつまで治療を続ければ良いでしょうか?」
これに対しては東洋医学的には簡潔です。うちの考え方でいけば「冷えが解消するまで」です。
冷えの解消=体の気力充実ですから、何をやるにも良い状態です。その状態を維持することで妊娠の可能性も挙がります。
精神的にも、肉体的にも良好な状態を保つというのが(自然な)妊娠にとって必要なことです。身体が切羽詰っていた(何か病気を抱えている、具体的な異常がある)り、精神的に追い詰められていた(強い精神的ストレス、鬱に近い状態)りしているとやはり自分の身体を保つために気=エネルギーがよりを多く振り分けられますし、度が過ぎると消耗してしまいます。これで妊娠をすると体の負担が大きくなりすぎ、母子ともに危険な状態になりかねないので本能的な部分で抑制が働くのではないでしょうか?
少しでも身体を良い状態に保つこと。これには鍼や灸の優しい刺激が非常に有効です。
人によって良い状態になる時機、良好な状態を保てるタイミングというのは違いますから治療頻度、期間などは一人ひとり違ってきます。だって、皆さん同じ身体で同じ生活しているわけではありませんからね。
「治療頻度はどれくらいでしょうか?」
これも多い質問ですね。状態によりけりというのはあまりに不親切なので目安くらいは示しましょう。そうですね、週1~2回というところでしょうか?もちろん回数を増やせば増やすほど細かな調整をしていくことができますので体調が上向きやすくなるのは一つの事実ですが、現実的に毎日とか隔日の治療ができるか?というと・・・そりゃ無茶ってもんでしょう?
「自宅で自分又は家族でできませんか?」
・・・治療家泣かせの質問がこれですね。あなたやあなたのご家族が私程度の専門性と技量をお持ちでしたら自宅でやれることは幾つかあるでしょう。私ネタバラシが好きなんで自分の手持ちのネタバラしても一向に構わないのですが・・・
でもね、やはり鍼を扱っての専門的手法(気の調整)ってのは一般的には難しいと思うんです。
なので安全性を考えるとツボ押しか、簡易灸(せんねん灸など)をすえるというのが一つの限界だと思います。またこの場合もツボって身体の状態によって動きますので効かせたいのならやはり専門のトレーニングを積んだプロに目安をとってもらったほうが良いと思います。
昔から【生兵法は怪我の元】とも言いますしね。
ま、その辺も考慮して今年中に、昨年作成して好評だった【簡単にできるセルフケア入門】を元に第二版~婦人科編~を作成しようかと思っています。
第一版の内容はというと・・・肩こり、腰痛、腹痛、不眠と基本的な婦人科疾患の対応ってな内容ですね。あくまでうちの患者さんのための営業的な資料。販売していませんのであしからず。(相談にはのりますが・・・)
さて、うんちくはこの辺で実績の話ですね。
ええと何故か昨年末から今年の夏にかけて出産ラッシュです。
特に【不妊症の治療】として承ったわけでは在りませんが、不妊状態で「そろそろ欲しいんですけどね」と言っていた方の多くに幸運が舞い込んだようですね。
昨年末からええと12、1、2、3、で双子を含めて5名の新生児。また4月3名、5月に1名・・・となんだか良い感じですね。
いずれも不妊以外の別の内科的な疾患(子宮筋腫、卵巣膿腫、過敏性腸症候群・・・)、外科的な疾患(頚椎、腰椎椎間板ヘルニア、腕の痺れ、坐骨神経痛)などで治療を受けに来た方ですね。主だった訴えが解消した後も健康管理とかストレス解消という意味合いで通われたのが良かったのかもしれません。
治療頻度は、治療に来たときの主訴、例えば腰椎椎間板ヘルニアなどの傷みの程度、【冷え】の程度を考えた上で週1~2回の治療、場合によっては痛みが酷い人は3回ほどの治療を加えつつ、症状の経過ともに治療頻度を減らしていきます。
うちの場合治療をして痛みがおさまり身体の組織的傷みが回復し、再発がみられなくなった時点で病気、症状の治療は終了します。あとは「月2~3回、体調崩す前に健康管理がてら続ける?」と患者さん自身の判断に任せて卒業させてしまいます。
健康管理に使う人のなかで頻度が高いのが週一回。2週間に一回程度顔を出す人が多いでしょうかね?
みなさん、そういう方でしたね。
妊娠が発覚したのがそうですね、初回から考えると半年~10ヶ月程度って方が多いようですね。
すこし肩の力を抜いて、頑張っている自分へのご褒美みたいな感じで続けてみると良い効果が出やすいのかもしれませんね。
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