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2024年11月22日
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業務連絡 21日 駐車場

2010年11月18日
業務連絡です。

21日(日) 所用により、当院 泰心堂はりきゅう院前の駐車場が使えません。

当日、車でお越しの方は近隣のコインパーキングをご利用ください。

営業時間はいつもの通り

朝八時から十二時(終了。受付は1時間前まで)までの土日シフトです。

なにぶん急な話ですが、よろしくお願いいたします。
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口内衛生と鍼灸治療

2010年11月09日
当院のお客様のうち若手30人に聞いたところ「舌磨きは常識の範囲」だそうだ。

こんにちは、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。

今回のお話は、口内衛生と鍼灸治療。

きっかけはうちのお客様の一人が、とある治療院で「治療中は舌を磨かないでください」と言われたそうだ。

「どうしてそうなんですかね?」

実は、はりきゅうの治療を組み立てる目安に、口臭と舌の状態と言うのがあります。

ま、口臭が目安になると言っても普段、治療の現場で気にするのは幸いにして微かな匂いです。営業マンや女性が多いので対人関係でマイナスになりやすいものってかなり気をつけていらっしゃるようですね。
なので正直あまり当てになりません。

舌の状態というのは、舌の大きさ、色、歯形の有無、亀裂みたいに線が入っているかどうか、舌の上に色のついた苔状のも(舌苔)の有無をさします。後は舌の後ろの血管の怒張ですかね。

中医鍼灸系の診断基準ではよく採用されます。

ま、うちは参考程度なのでとやかく言いませんが・・・

そうですね、診断基準にしている先生もいらしゃるので何か調子が悪くって鍼灸院に行こうと思ったら1週間くらいは舌を磨かないようにすれば良いのではないかな?と思います。

磨いたところである程度、舌苔はつきますからそのつき方で類推すれば良いし、亀裂みたいな線や歯型、大きさなどは見ればわかりますから無問題。

さて、からだの様子との関連ですが、大雑把に言って、気血のめぐりが悪いと代謝が落ちます。気血が集まりすぎると熱を持つので乾燥し、足りないと動きが鈍く粘ります。

普段と様子が違うな~と感じたらそれはやはり体調を崩しているサインだと思うと良いでしょう。

それくらいに思っていてくれれば良いかな?

今回はこの辺で。

土曜日9時半

2010年10月30日
こんにちはからだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
私の治療院 泰心堂はりきゅう院は土曜日・日曜日の午前中も営業中しています。
流石に土日は込み合いまして、ご案内できない時間帯もあります。

さて、今回は9時半が空きましたのでそちらの時間帯のご案内です。

初診は、道具や衛生管理、施術方針と皆様の状態確認などで約1時間ほどかかります。
二診以降は、状態確認と施術とで30~40分程度。

当院の予約は30分単位で承っていますので、若干の重なりはあるものの、専用の時間として確保しております。

さて、治療間隔の目安ですが、

○慢性的な症状・・・週一
○慢性的且つ強い痛み・不快感を伴う症状・・・週2~3
○急性症状・・・連日、あるいは隔日で短期的に処置

慢性的な症状としては

自律神経失調、眩暈、痺れ、慢性腰痛、慢性肩背痛、腰部・頚部椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、脊椎すべり症、坐骨神経痛、頚腕症候群、冷え性、過敏性腸症候群、帯状疱疹、高血圧、糖尿病、難聴、耳鳴り・・・

などなど病名が付く病気が中心

急性症状としては
急性腰痛(ぎっくり腰)、打撲、捻挫、感冒(いわゆる風邪)、帯状疱疹に拠る痛み、坐骨神経痛に伴う痛み、むち打ち症(頚部捻挫)・・・

こういったものが対象になります。

美容鍼の施術間隔は

底上げして良い状態を長く保つ・・・慢性扱い、からだの調整+新陳代謝を待つ
とりあえずお試し、今すぐあげておきたい・引き締めておきたい・・・急性扱い、表情筋のバランスを短期的に整える

みたいな感じです。

希望される方はメールにてご連絡ください。もちろんこの時間帯以外、平日も予約を受け付けております。

公式メールアカウント メイン 予備

1~2日で返事が内場合はメールが届いていない場合が在ります。その場合はメインアドレスに送信された方は予備アドレスに、予備アドレスに送信された方はメインアドレスに、お手数ですがメールを出しなおしてください。

なお、平日は月曜日・火曜日が狙い目です。

明日はお休み。

2010年10月18日
どうも、泰心堂はりきゅう院 院長の藤井崇次です。
ええとかねてより連絡していたように

明日19日(火)は休院日です。

予約の都合で変則的な休みが続いてますがご了承ください。

さて、明日の個人的な予定ですが、午前中は自宅で片付けを午後にかけて某所に出歩く感じですね。
仕入れと情報収集をかねています。

あとはテキトーなカフェに入って、セルフケア用の電子書籍作りですね。

こちらは『高麗手指鍼術』(KHT)のエッセンスを利用した当院で(一部の方に)指導しているセルフケアのやり方を『電子書籍』(PDF)で提供しようと言う試みです。
ええと章立てと文章はだいたい見えています。あとはインパクトのあるタイトルとイラストですね。
とりあえず進められる作業を進めていこうと思います。

既に『印刷してくれないのか?』という要望が入っていますが、コスト削減のため今のところは紙面での販売はしない予定です。

実際、コスト面で切実です。

たとえば、B5サイズで100部作ったとしましょう。
ページ数が200ページ程度(HOWTO系の薄手の書籍、商用印刷物並み)で、上質紙、モノクロ、エコノミー品質、無線閉じ製本と言う設定で印刷業者で印刷してもらうと

119,317円(税込み 113,635円) 一冊 1,194円程

1000部作ると 666,419円、一冊あたり 667円

かかります。ちなみにこれ『印刷原価』、他の流通やら編集やら人件費やら倉庫代など一切入っていません。

印刷にはものすごいコストがかかります。おまけに在庫於かないといけないし、全部はけなければならんし・・・いいことありません。在庫=赤字の価格です。

ちなみにたとえばうちのプリンターでプリントアウトした場合、紙代、インク代、人件費で3~4,000円いただかないと割に合いません。

だって、所謂コピー機を利用した場合でもB5~A4は片面印刷で8~10円くらいでしょう?うちのプリンターは大量印刷用ではないのでコストがもっと高いですから。

なので今回は電子書籍としての提供、必要なところだけ印刷してくださいというスタイルで進めたいと思います。

なお、興味のある方は事前に taishindo.hari@gmail.com へお名前と連絡先、住所などを書いたメールをください。

お休みは明日一日だけで20日水曜日の午後から通常営業に戻ります。若干の空きがありますので受療されたい方はtaishindo@festa.ocn.ne.jp(公式アカウント)もしくはtaishindo.hari@gmail.com(予備アカウント)まで連絡ください。

それでは♪

これから都内出張です。

2010年10月15日
10/15 ただいま11時30分過ぎ

これから都内へ出張します。
直帰の予定なので、連絡はメールでください。


明日は通常通り営業いたします。

ひどい腰痛に長鍼!

2010年10月08日
午後の一番は少し程度の悪い腰痛のお客様がいらっしゃいました。

どの程度かというと・・・ 痛みで足を引き摺るくらい。常に痛みに悩まされ気が狂いそうだと言う話でしたね。

こういう腰痛は通常の鍼灸院の場合次のような処置をとることが多いです。

1.痛みのある箇所を触診し範囲をカバーするように鍼を数本打ち、電極をつないでパルス通電
2.痛みのある箇所に鍼を多数打ってしばらくそのまま置いておく
3.痛みのある箇所に施灸

接骨院鍼灸(整骨院鍼灸)の場合は1か2でしょうね。

これだけだと『はりきゅう専門』としては芸がないわけです。

さて、では『はりきゅう専門 泰心堂はりきゅう院』ではどういう治療をするか?

画一的にコレをやれば良いというものはなく、やはり一人ひとりの状態に応じてどの技を使うかを選ぶべきです。もちろん通電する方法も局所に多鍼する方法も良い点があります。

体格、顔色、所作、動作、問診、触診、経穴診・・・様々な情報をもとに体力と耐性、あるい鍼や灸との相性などを診た上で必要に応じた処置を取るべきです。

さて、こういう痛み疾患に対しては経験的に次のような治療が即効的です。

1.刺絡
2.火鍼
3.大鍼
4.長鍼

それぞれ経験的に判断出来る情報があるのですが、経験に基づく勘のようなものがあるので詳細の判断基準については割愛します。

刺絡は熱を伴う場合、実症状・・・この場合は常に痛みがある(何もしなくとも痛みがある=自発痛)場合によく、急性・慢性の症状のどちらにも使えます。ただし、非常に疲れるので術後はしっかりと休むことが大事。

火鍼はその名の通り焼いた鍼を経筋(経絡的なつながりを持つ筋群)に対して瞬間的に打っていく技法で鍼のちくんという刺激とその後のお灸をしたようなだるさが特徴的です。『痛を以って兪と為す』というように痛みのあるところツボとして処置して行きます。こちらは『火』を使うのでイメージとしては冷えを伴う症状に使うことが多いような気がします。

大鍼は通常のディスポの鍼が直径が0.10~0.25mmくらいがよく使われますがこれは0.30mm時には0.8mm、1mmなどという鍼も在ります。普段使う鍼に比べて質量が何倍も在りますのでその分影響力が強いのですが、一方で非常に刺入し辛いので当院ではあまり使いません。(丁寧に打つために非常に時間が掛かるのでこの一本で効かせる!という気合を以って使うことがあるくらいですね。)

長鍼はその名の通り長い鍼です。普段使いの鍼が鍼部分の長さ8mm~4cmのものが主流の当院では7.5cm(2寸5分程度)~45cm(1尺5寸くらい?)を長鍼のカテゴリーに入れています。がぶっちゃけうちの『代名詞』のような扱われ方をしています。た・だ・し、頻度は実は少ないんですよね。痺れなど慢性症状のひどいものにしか使いません。腰痛の場合は比較的出番が多いかもしれません。
特徴としては、長くやや太めなので質量が桁違い。点ではなく線あるいは面で刺激が出来るので、よく整体とかで「曲がってますね~」とか「歪んでいますね~」などと言われる背中の状態をまとめて適度な状態に戻すことが出来ます。
刺すときに少し「ぷつっ」と音がしますが、入ってしまえば何回も刺したり貫いたりしないので痛みが実は少ない。皮一枚のところを通していくので実は非常に安全。鍼を刺している部分からググっと波紋のように影響力が広がるのが特徴です。

いずれも鎮痛・回復促進に効果のある技法ですが、長鍼を使えるところは数が少ないようで近隣には私のところだけ!。

ある意味切り札的存在ですね。

これらの複数の技術から一人ひとりにあった技術を選択できるのが『はりきゅう専門』ならではの強みですね。

長鍼を使った例では次のような例が在ります。

40歳代女性 30歳のころに腰痛発症。徐々に悪化し痺れを伴うようになる。来院当初は常に激痛があり、台所に10分立っているのもつらいくらい。歩行もきつく、駅から大体5~7分の当院までの道のりを20分かけて歩いてくるくらい。病院で手術を勧められたので最後に『泰心堂はりきゅう院』で治療を受けてから考えるつもりで来院。

病名 『坐骨神経痛』(整形外科)
治療歴 某整形外科9年(当初慢性腰痛→坐骨神経痛)、接骨院4年、鍼灸院4~5院で合わせて3年

立位姿勢、座位姿勢ともに痛みをかばうように偏りあり。背部診では椎骨の配列を見たが大きく歪み在り。(※生活に即したゆがみは最適化のために生じるもので病気では在りません)

いくつかの方法論をお話し、長鍼を使った治療の同意を得る。
治療間隔は週二回。VASはVirtual Analog Scaleの略で痛みを10cmの数直線上に表したもの。

当日の状態をVAS10として変化の様子を診る指標とした。全体的な回復具合とは別でそれは別記。

1.R下L下長鍼(初回なので置鍼15分刺鍼箇所は一応門外秘)VAS変化 10→3
「痛みが・・・うそ?痛みがないんです。まったくないと言うわけではないんですが、いつもに比べてぜんぜん軽い。不思議」と本人談。鎮痛効果がよく出ているだけで治ったわけではないことを伝えて、生活上の注意を話して終了。

2.R下L上L下長鍼(L上は即抜。置鍼は20分) VAS10→6
「前回と比べると7割くらいの痛みですね」これをVAS10とする。「眩暈(めまい)がする」と言うのでL上の領域を診ると少し歪な感覚がしたのでそちらも今回の治療の対象とした。

3.R下L下長鍼 置鍼30分 VAS10→3
「痺れがだいぶ取れて水仕事が出来ました」これをVAS10とする。順調な回復。ちょっと怖いに右肩上がり。L上領域は大きな違和感はなかったので対象からはずした。R下の長鍼を置鍼中「ああ、足先まで響きます」と大きな響き感あり。抜鍼後違和感が生じるも不快なものではないとのことでそのまま返した。

4.R下L下長鍼 置鍼30分+百会+後谿+申脈VAS10→2
「常にあった痺れ感がいつもの半分以下になりました。」これをVAS10.
この回から意図的に通常の鍼での施術を加える。「頭に打った鍼がなんか変な感じです」「気持ち悪い?」「いいえ、なんかすっとする感じ」とのこと。治療直後、完全に痺れが消失する。
週一回へと治療間隔を変更。

5.R下L下長鍼 置鍼30分+百会+曲泉 VAS10→6
「痺れは2割、腰は3割残っている感じ」これをVAS10とする。
脈証で肝虚が強く出ていたので曲泉を補う。こちらも治療直後完全に痺れが消失。腰の痛みもなし。ただ長鍼の特性上「だるさ」が出る。

6.R下L下長鍼 置鍼30分+百会+太衝 VAS10→7
「痺れは後は足の甲。腰は調子が良いです」これをVAS10
結果的にこれが長鍼を使った最後の回になった。背中から腰にうったR下の針先辺りから「ぞわぞわっと波紋が広がる感じが在ります。」とのこと。
状態が良いのであとは再発がないかを確認するフェイズへ行こう。治療間隔を2週に一回に変更

7.肝積肺虚証 積聚治療 第一方式 VAS10→8
「強い痺れや腰痛は今週はなかった。ただ、草むしりを久しぶりにしたので少し体が重いかも」これをVAS10.
長鍼は必要ないと判断し、当院の通常治療に切り替える。
「なんか不思議な感じですね。あの波紋が広がる感じとは別でなんか温かくなるような感じがします」

8.腎積脾虚証 積聚治療 第一方式 VAS10→9 卒業
「嘘みたいです。本当にあのきついのなんだったんだろうって感じです。」「じゃ、今日、最後の確認がてら身体を整えて問題なければ今日で卒業ですね」これをVAS10.
脈証で軽めの脾虚。祖脈はしっかりしているし、胃の気の脈も充分。腎積はこの方の特徴のようなものなので軽微と診て良し。
再発がなかったので、治療卒業。

2ヶ月 合計8回で酷かった腰痛と足の痺れ(坐骨神経痛)から解放されました。
正直、長鍼使えなかったらかなりきつかったかも・・・

背骨の話。

2010年09月20日
猫も杓子も「背骨、背骨・・・」まるで何とやらの一つ覚え。
そんな歪みよりも、そういう人の性格の歪みが気になる今日この頃。

背骨が背骨が・・・とか騒ぐ趣味はありませんが、鍼灸と背骨矯正の話を少ししましょう。


 画像をクリックするとPicasaウェブアルバムへとジャンプします。そちらで大きな画像をご覧ください。

さて、この写真はとある患者さんの背骨の写真です。
よくよく診てみると背骨の高い位置をマーキングした赤い点が腰の上部で手前側に歪んでいます。
そして黒いマーキングが施術後の状態です。戻っているのがわかりますよね?実は腰のほうも明らかに曲がっていたのですが、施術をしている間にマークごと自然な位置に戻ってしまいました。

さて、詳しく見ていきましょう。
歪んでいる位置はだいたい胸椎9-12あたりでしょうかこのあたりは東洋医学では胆兪、脾兪、胃兪、三焦兪と呼ばれる背兪穴があります。経穴から単純に考えるならば『消化吸収系』に何かありそうですね。

このあたりの椎間(背骨と背骨の間、背骨のことを脊『椎』という)から出ている神経は確かに腹部の内臓などと関係があるといわれます。なので腹部の内臓に異常があるとこの辺りに神経過敏対などの異常が現れるという指摘は『西洋医学』の分野でも言われ、その現象を『内臓体性反射』または『内臓体表反射』と呼びます。
※これら反射の逆もあるとは言われいる。

さて、ここまでは理屈の話ですが、実際問題としては『内臓に問題があってその反射としてその領域に過敏反応あるいは異常反応が出ている』のか、それとも『単にその領域に対する侵害刺激への反応または筋組織の疲労』なのかは実はわからないのです。

単に現象としてそうであるとしか言えない

なので『歪んでいる』→『病気』という理屈はそもそも成り立たない。

人間生活している以上、ある程度、見た目の歪みは出ます。だって左利き、右利きがあるし、日常的に使う手の偏りとか職業特性とか生活習慣によっても最適な身体のバランスは異なりますのでそれぞれに最適化するために歪むものです。
※カイロプラクティス自体その源流は宗教色があり、歪んでいないからだ=完璧な神の肉体に近づく方法という意味合いがあります。

じゃ、どうするのか?それはどこまで行けば病かという明確な基準を持っていれば良いのです。

「いや、背骨曲がっていますね~。これほうっておくと大変なことになりますよ」
なんてうれしそうに脅している場合ではないのです。

本当にそれは見かけ上の背骨のゆがみが原因なのか
疑ってかかっても良いのではないでしょうか?
歪んでいること自体はたいした問題ではありません。歪んでいることが病気の原因になっているかが問題なのです。

当院ではこのために東洋医学的な確認指標をいくつも用意しています。それは体表観察だったり、動作観察、声量、声質、声調、脈だったり、経穴診だったり・・・

複数の目印=指標を採用し、それを東洋医学という概念で診ることでそれが病気と関連があるのかどうかを判断することができます。

東洋医学における『蔵府経絡』という考え方や東洋医学における気と経絡、陰陽の気、気の虚実などという発想を肯定し、その身体観に基づくと『病とは気の偏りであり、その気の方よりは経絡を通じて身体に現れ、その根源は、気を蔵す、気を府す蔵府にあるとい言える』ので『経絡上に現れた異常』すなわち『気の偏り』(=病気)なので『蔵府経絡』を整えると自ずとあるべき状態に戻ろうとするという考え方のもと施術ができます。

簡単に言えば、『鍼灸を用いて丁寧に身体を整えると、直接背骨をいじらなくとも、背骨の状態は良い位置に自ずと戻る』ということです。

ことさら脊椎矯正、骨格調整など喧伝する必要がありません
その時点で適切な経穴を選び適切な施術 鍼または灸(はり師、きゆう師ですから)を選択し、適度な刺激を送ることで身体は反応し、位置はもちろん、身体の調整機能も活性化した状態に戻ります。

結果的に自ら病気を治そうというからだの内側の力が働き、病が治っていきます
逆に言えば生活に合わせて自然にできた歪みは、そもそも生活にあせた最適な歪みなのでそのまま残ります

私たち鍼灸師にとって、『からだの歪み』などはことさら言うまでもないただの前提問題にすぎません。

・・・とま、こんな感じです。ちなみに当院では『背部診』の時点で、そのほかの情報から考えられる状態を直接確認しています。