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2024年11月23日
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冷えに効く鍼?
2006年12月05日
ども、泰心堂です。
なかなか鍼灸というのは怖いもののようです。
今日も午前中、お一人男性が見えて、「保険効く?マッサージやってる?」と仰ったので、
「鍼灸マッサージには特別な場合を除いて国民健康保険等の適用はありません。実費になります。また私のところは『はりきゅう専門』で『マッサージ師の免許は持っていません』ので医療マッサージは出来ません」
とお答えしました。
・・・こういった方にこそ本当は鍼灸を受けていただきたいなと思うのですが・・・なかなか難しいですね。
さて、鍼灸で冷え改善!?
そんな見出しがどこかに躍っていないかな?と期待する今日この頃。皆さんいかがお過ごしですか?
寒い日が続き体調を崩される方が多いように感じます。
私のところも「冷えてきてなんだかぞくぞくする」という方のほか「指先などがすごく冷える感じがする」とかいわゆる『冷え症』でお見えになる方が増えてきました。
さて、この『冷え症』とはどういった病気なんでしょう?
・・・て実はこの冷え症というは病気や病名じゃないんです。『症状』=『身体に起きている(身体が感じている)現象そのもの』なんですね。
ま、無理矢理説明すると・・・
「末梢(手や足など身体の外側の部分)の毛細血管などに流れる血流量が減り、末梢の体温が下がり冷たいと感じる」ことでしょうか?これは西洋医学的な狭い解釈になります。いったい温度が下がっていない場合どうするんでしょう?更年期障害?うつ病?自律神経失調症?で精神安定剤?いい加減にしてほしいものです。余計に身体が冷えてしまいます。
別に毛細血管云々は東洋医学的にはどうでも良いんです。
とにかく『手足が冷える』またはそう感じるってことが問題なわけです。
だって、そう言っているんでしょ?
『検査してでないからない』わけではありません。『訴えている人がいる以上、そういった症状はある』んです。
これに対応しようと力を尽くす事が『医は仁術』といわれる所以だと思いたいですね。
こういうよく分からない症状というのは鍼灸の適用範囲です。だって身体のアンバランスが起こしている症状ですから十分対応できるはずです。ある意味、内臓疾患でもなんだって適応になります。
わざわざ病名を付けるから治療できなくなるんだと思うんですね。
(保険制度の関係上病院ではダメなんだそうですけど・・・)
さて、なんでそうなっているの?
・・・というと東洋医学的に言うと『身体を温めるのに十分な力がない』からですね。ま、五行という話で説明しても構いませんし、経絡という説明でも良いでしょう。
とにかく『温める力が足りない』からです。
ではどうして足りないか?これが大事。
1.身体の力が全体的に落ちていて温める事が出来ない
2.食欲低下などの影響で十分にエネルギー源を補給できないから温める事が出来ない。
3.食欲はあるが、消化吸収に問題があってエネルギー源を補給できないから温める事ができない
4.十分にエネルギー源を補給しているのだが、エネルギーを供給するルートに問題があって温める事が出来ない
5.エネルギーは来ているのだが温めるシステムに問題があって温める事ができない
・・・などなどいくつか考えられる理由があるわけです。
で、それぞれに対応した治療をしていくことになります。
1.の場合は全身の力の低下ですから「脾」という力か、「腎」という力の問題かそれとも「肝」の問題かってのを見分けてそれぞれを補ってあげる治療。
2.の場合は食欲が問題なので「脾」と「胃」という力を調整してあげる必要があるでしょう。
3.は消化吸収ですから、「脾」「胃」に加えて「胆」「小腸」「大腸」という力や「三焦」という力のバランスを考える必要があるでしょう。
4.の場合はエネルギーを供給するルートですから、「心包」や「脾」、「腎」の問題やエネルギータンクともいえる「肝」の問題も絡んでくるでしょう。また寒さが影響する『お血』の問題かもしれません。
5.は循環の問題はOKなので局所的な問題があるでしょう。これは筋肉であったら「肝」だし血管の問題だと「心」「心包」などの問題にもなるでしょう。あるいは神経関係なら「腎」の力という事もあるでしょう。
などなど原因は何か、今回落ちている「力」は何か?なんて考えて全身でバランスをとることが大事になってきます。これらの微妙なバランス調整を繰り返していくと『気血が通る(巡る)』といって自然と身体の中を循環している力や其のルートが整い、身体が温まってきます。
こうやって徐々に改善していくものですね。
さて、肝心脾肺腎+心包、胆小腸胃大腸膀胱+三焦などと言う話が出ました。これらを使うとき”○”の力と書きましたが、これはそのように属性を表しているだけです。もちろん肝が弱い=肝臓が弱いということもありますが、単に『筋肉が弱っている』だけや『目が疲れている』ときも肝が弱いという言い方をします。つまり『肝が弱い』というのは『肝』という言葉で括られる『機能が低下』している事で症状が起こっているよと言っているだけなのであまり心配しないようにお願いいたします。
この冷え症に対する治療はどんな疾患でも考える必要があると私は思います。
なぜならば、私のやり方に基づくと・・・
『健康な身体は温かい⇔病気だと冷えている』
となるからです。『万病は冷えから生じる』という考え方ですので常に冷えを意識した治療になります。その結果、肩が挙がらないというので来て
『冷えが改善』したなんてことが起こるわけですね。
鍼灸は身体の中の自然な力を利用しているので身体に優しく、そして長持ちしやすい治療法なので冷え症にお困りの方は是非とも試していただきたいなと思います。
ご相談はメールなどでも承ります。ブログのメール、あるいは泰心堂WEBのメールからご連絡ください。
なかなか鍼灸というのは怖いもののようです。
今日も午前中、お一人男性が見えて、「保険効く?マッサージやってる?」と仰ったので、
「鍼灸マッサージには特別な場合を除いて国民健康保険等の適用はありません。実費になります。また私のところは『はりきゅう専門』で『マッサージ師の免許は持っていません』ので医療マッサージは出来ません」
とお答えしました。
・・・こういった方にこそ本当は鍼灸を受けていただきたいなと思うのですが・・・なかなか難しいですね。
さて、鍼灸で冷え改善!?
そんな見出しがどこかに躍っていないかな?と期待する今日この頃。皆さんいかがお過ごしですか?
寒い日が続き体調を崩される方が多いように感じます。
私のところも「冷えてきてなんだかぞくぞくする」という方のほか「指先などがすごく冷える感じがする」とかいわゆる『冷え症』でお見えになる方が増えてきました。
さて、この『冷え症』とはどういった病気なんでしょう?
・・・て実はこの冷え症というは病気や病名じゃないんです。『症状』=『身体に起きている(身体が感じている)現象そのもの』なんですね。
ま、無理矢理説明すると・・・
「末梢(手や足など身体の外側の部分)の毛細血管などに流れる血流量が減り、末梢の体温が下がり冷たいと感じる」ことでしょうか?これは西洋医学的な狭い解釈になります。いったい温度が下がっていない場合どうするんでしょう?更年期障害?うつ病?自律神経失調症?で精神安定剤?いい加減にしてほしいものです。余計に身体が冷えてしまいます。
別に毛細血管云々は東洋医学的にはどうでも良いんです。
とにかく『手足が冷える』またはそう感じるってことが問題なわけです。
だって、そう言っているんでしょ?
『検査してでないからない』わけではありません。『訴えている人がいる以上、そういった症状はある』んです。
これに対応しようと力を尽くす事が『医は仁術』といわれる所以だと思いたいですね。
こういうよく分からない症状というのは鍼灸の適用範囲です。だって身体のアンバランスが起こしている症状ですから十分対応できるはずです。ある意味、内臓疾患でもなんだって適応になります。
わざわざ病名を付けるから治療できなくなるんだと思うんですね。
(保険制度の関係上病院ではダメなんだそうですけど・・・)
さて、なんでそうなっているの?
・・・というと東洋医学的に言うと『身体を温めるのに十分な力がない』からですね。ま、五行という話で説明しても構いませんし、経絡という説明でも良いでしょう。
とにかく『温める力が足りない』からです。
ではどうして足りないか?これが大事。
1.身体の力が全体的に落ちていて温める事が出来ない
2.食欲低下などの影響で十分にエネルギー源を補給できないから温める事が出来ない。
3.食欲はあるが、消化吸収に問題があってエネルギー源を補給できないから温める事ができない
4.十分にエネルギー源を補給しているのだが、エネルギーを供給するルートに問題があって温める事が出来ない
5.エネルギーは来ているのだが温めるシステムに問題があって温める事ができない
・・・などなどいくつか考えられる理由があるわけです。
で、それぞれに対応した治療をしていくことになります。
1.の場合は全身の力の低下ですから「脾」という力か、「腎」という力の問題かそれとも「肝」の問題かってのを見分けてそれぞれを補ってあげる治療。
2.の場合は食欲が問題なので「脾」と「胃」という力を調整してあげる必要があるでしょう。
3.は消化吸収ですから、「脾」「胃」に加えて「胆」「小腸」「大腸」という力や「三焦」という力のバランスを考える必要があるでしょう。
4.の場合はエネルギーを供給するルートですから、「心包」や「脾」、「腎」の問題やエネルギータンクともいえる「肝」の問題も絡んでくるでしょう。また寒さが影響する『お血』の問題かもしれません。
5.は循環の問題はOKなので局所的な問題があるでしょう。これは筋肉であったら「肝」だし血管の問題だと「心」「心包」などの問題にもなるでしょう。あるいは神経関係なら「腎」の力という事もあるでしょう。
などなど原因は何か、今回落ちている「力」は何か?なんて考えて全身でバランスをとることが大事になってきます。これらの微妙なバランス調整を繰り返していくと『気血が通る(巡る)』といって自然と身体の中を循環している力や其のルートが整い、身体が温まってきます。
こうやって徐々に改善していくものですね。
さて、肝心脾肺腎+心包、胆小腸胃大腸膀胱+三焦などと言う話が出ました。これらを使うとき”○”の力と書きましたが、これはそのように属性を表しているだけです。もちろん肝が弱い=肝臓が弱いということもありますが、単に『筋肉が弱っている』だけや『目が疲れている』ときも肝が弱いという言い方をします。つまり『肝が弱い』というのは『肝』という言葉で括られる『機能が低下』している事で症状が起こっているよと言っているだけなのであまり心配しないようにお願いいたします。
この冷え症に対する治療はどんな疾患でも考える必要があると私は思います。
なぜならば、私のやり方に基づくと・・・
『健康な身体は温かい⇔病気だと冷えている』
となるからです。『万病は冷えから生じる』という考え方ですので常に冷えを意識した治療になります。その結果、肩が挙がらないというので来て
『冷えが改善』したなんてことが起こるわけですね。
鍼灸は身体の中の自然な力を利用しているので身体に優しく、そして長持ちしやすい治療法なので冷え症にお困りの方は是非とも試していただきたいなと思います。
ご相談はメールなどでも承ります。ブログのメール、あるいは泰心堂WEBのメールからご連絡ください。
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