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2017年12月13日
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医療費問題と針灸と

2006年12月22日
どうも、泰心堂です。

泰心堂では療養費請求(いわゆる保険請求)の手続きを承っています。
が、現在、典型六疾患(頚椎捻挫や五十肩、関節リウマチなどです。)に対して各専門医の同意書のみ受け付けております。
この制度の本旨(本来の目的、意図するところ)に従えば専門医の診断が必要であるからです。もちろん近隣にほかに医療機関がないから専門外の先生が仕方なくそのように措置するという時代もありました。現在は環境が整っていますので専門医の判断を従来よりも容易に受けることが出来ます。うちのエリアには総合病院が二つもあります。だとしたら耳鼻科医や眼科医でなく専門医(整形外科医、膠原病専門医)の診断を受けるべきでしょう。

現行の保険制度はそうなっています。ルール違反は公共の福祉(利益)を損ないます。
もちろん「西洋医学では・・・東洋医学で治療したい」と仰ってくださる方々に対して誠心誠意施術させていただいております。

・・・とまあ堅苦しいことを書いた上で・・・本日は治療の合間に医療関係の状態というのをみてみた。便利な時代です。インターネットを検索するとほしい情報の手がかりが拾えます。もちろん怪しいのも多いので気を付けなければなりませんがね。

私、現行の保険制度に対して疑問を持っています。
なぜか?『一回あたりの治療費』が分からないからです。
正確にはある時期に送られてくる紙を見れば総額は分かります。
でも個別にどう?といわれると分かりません。最近は分かるんでしょうか?

これ何が問題なのかというと窓口の負担金と医療費があっているかどうか?がわからないということです。
だから不正請求が止まらないわけです。

特に近年問題になっている接骨院/整骨院。
ニュースになったと思ったらたいてい不正請求か、無資格マッサージ問題です。困ったもんですね。

さて、『一回あたりの治療費』というのがわからない。その典型が接骨院/整骨院です。窓口での負担金は安いですよね?初診でも千円強、2回目以降は300円なんてところもあります。う~む、これ一部負担金の額ね。じゃ、総額でいったいいくらかかっているのでしょうか?本当に一部負担金が3割負担分なんでしょうか?
ちなみに減免処置といって負担金を割引いた請求は基本的に認められていません。
だとしたら保険治療の範囲でも1回1000円くらい?安いですね。
それ以外だとしたら治療費そのまんまのはずですから300円ですか?
だったら実費で全部やってほしいところです。だって300円でしょ?

接骨院/整骨院では保険治療の範囲に含まれるものが決まっています。
次のものはその範囲の外。つまり実費でやらなければならない部分です。


○仕事や家事などの日常生活による単なる疲れ、肩こり、腰痛、体調不調などに対する施術
○スポーツによる筋肉疲労、負傷原因が不明の筋肉痛に対する施術
○神経痛・リウマチ・五十肩・関節炎・ヘルニア等の疾病からくる痛みやこりに対する施術
○打撲、捻挫が治ったあとの漫然とした施術、マッサージ代わりの利用
○外科・整形外科で治療を受け、同時期に同じ治療箇所について柔道整復師に施術を受ける場合 』
(引用元 日立金属健康保険組合内情報ページ
ね、該当する人いませんか?
だとしたらあなたは実費の治療を受けているはずなんです。月々の健康保険の保険証の提示も療養費委任払いの書類へのサインも判子も必要ありません。
なぜ?提示しなければならないのでしょう?何故サインが必要なんでしょう?きちっと理由を知っていますか?
そして保険治療の対象になるか認識していますか?

こういうのってけっこう大事です。

さて、私たちの業界はというと先に述べたように条件があって、
1.特定の疾患であると(専門の)医師が認めて
2.その医療機関で患者が納得できる治療手段がなくほかに治療の手段がないことを医師が認定して
3.鍼灸での治療に対して同意し同意書を書く
ことが必要です。また、これをした場合、その治療期間中同じ疾患で他の保健医療を受けることが出来ません。
つまりたとえば『関節リウマチ』でA病院で同意書を書いてもらって鍼灸治療を受けられることになり、治療を始めた。で本当に関節リウマチであるかもう一度確定診断のために保険を使って病院にかかった。
となると支給されません。

・・・というかこんなの認める医師がいるのか?と私は思います。
事実、自分は鍼灸治療を受けるけど同意書は書かないって言う人いますし・・・。

ま、そういう立場なんで私も保険請求(療養費請求)に関しては期待していません。

一部では鍼灸を一律保険制度に組み入れよう!という運動もあるそうですが・・・施術料の一部を国庫が負担という形以外ではやりづらいです。そうなってくれたら皆様にとっては大いに益のある話なのですがね。だって鍼灸って内科、外科、心療内科など様々な領域に対応できますから。ああ、もちろん手術が必要なものは対象外ですよ。

でも、これは無茶な話でしょう。基本が自由診療ですから。設定額が高くて人が来るのでしたらその分余分に設けてしまいます。点数化ってのも厳しいでしょう。鍼の本数や部位数なんて治療とは関係ありませんし、診断権を持っていませんから病名によってなんて無茶な話です。

だので私は面倒なんで病院以外の健康保険制度廃止が一番明快でいいのでは?とさえ思いますね。

やはり皆さん自身が治療法を選ぶ時代にならないといけませんね。
そのためには料金も含めた情報公開が大事だと私は思いますね。

・・・とちょっと堅苦しい話をしてしまいました。
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