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2017年10月17日
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十人十色

2007年02月14日
十人十色・・・とてもよい言葉だと思います。
それぞれに個性がありそれぞれの個性が生かされる場所があって、ときに反発しときに強調し織り成す日々の営み・・・とても素敵なことですね。

ども、泰心堂です。
ほんの少し言葉を変えるだけで、印象が変わります。
たとえば
『短気な人』→『感受性豊かな人』
『移り気な人』→『好奇心旺盛な人』
『優柔不断な人』→『慎重な人』
『強引な人』→『決断力のある人』
『神経質な人』→『繊細な人』
ま、一例ですけど・・・

これに対して難しいのがことの善悪や正誤。
する側は善意ですが、受けて側が悪意に感じてしまう場合もありますし、ある人にとって正しいことがすべてに対して正しいわけでもありません。
このあたりが情報を発信する側として難しいところですね。
(ちょっと前振り長い?)

針灸の世界は、『一人一流派』という言葉が未だに根強く残っています。私のやり方とA先生、B先生のやり方とではそれぞれ違うわけです。
これを私のやり方が絶対だと思い込んで否定してしまうと、私は今以上に知識や技術を増やす機会を失ってしまうわけですね。
その一方で、A先生のやり方は素晴らしいと手放しで褒めてしまうと患者さんから診ると「この人、本当に大丈夫か?」なんて思われてしまう。非常にさじ加減が難しい。

『○○治療が素晴らしい』というとなんか○○治療信者みたいに聞こえますし、『○○治療のこの部分は使えるけど、ここはダメ』なんて批評するのもいかがなものかと思いますし、他人の治療法の評価というのはなかなか難しいものです。基本的に創始者自身やそれを学び実際に使っている人にとっては使いやすいシステムであるからこそ○○治療という形で使われているのですから治療法そのものの優劣は言うほどないはずなんですよね。だって、経絡治療で治っている人もいるし、積聚治療で治っている人もいますし、中医学的治療、あるいは症状ごとにこのツボみたいな治療で治っている人も実際にいるからです。

ただ、システムとしての積聚治療の外観は非常に使いやすく、病理の説明がしやすいので私は好んで使うようにしています。その影響かどうかはよくわかりませんが、不思議なことですが、私の場合『肩こり』、『腰痛』など動作疲労から来るものを診ることよりも、内臓疾患、自律神経疾患を診ることの方が多い。
一方で、『肩こり』、『腰痛』がおきている構造は何か?それは慢性的なものなのか、それとも一時的な筋肉の疲労なのか?と何故起こっているのかに眼を向けるからそうなるのかもしれません。

東洋医学の視点から症状を診ると・・・
大前提として『五蔵』(五つの入れ物)に気=エネルギーが満ちていて体内を滞りなく循環していれば症状が出ても短期間で解消するわけですね。ところがこの五蔵のエネルギーの不均衡が起こると循環に滞りが生じ症状があらわれると診ます。
つまり、単純な『肩こり』、『腰痛』でさえ多かれ少なかれ『五蔵』の不均衡を抱えているわけです。それがお一人お一人の回復力から診てどの程度影響しているのか?を探るのが診察でありその後治療になります。
私のところへ来る方はどちらかというと『慢性的に』あるいは『頻繁に』痛みや不快感を生じる方が多いようで、多くが『五蔵』に対する治療が必要な方となります。

もちろん中には『五蔵』の不均衡が長じて『五臓』(臓器)にも器質的変化(炎症、腫瘍)が生じている方もいます。こういう方の場合ははじめに病院で治療を受けられていて病名がはっきりしている方が多いですね。また病院の検査では異常なしと出るが、自分の身体感覚では症状が出ている人などもいらっしゃいます。
こういう方々には『蔵府』を意識した治療が必要だと私は思いますし、そのような考え方に基づいて治療を組み立てるということをしています。

これはあくまで一つの診方です。
一方で影響は考えられるものの痛みによるストレスが一番の原因である場合は一時的にせよ痛みを抑えたほうがストレスから解放される分、治癒効果が高くなるので治療間隔をつめて痛みや症状を押さえる治療を加えていきます。

ま、そんなこんなで治療法というのは分かれていくものです。また、どういう治療法をするか+術者本人の意識によって得意疾患、不得意疾患というのも分かれていきます。私だって慢性的な内臓疾患や自律神経の疾患、婦人科疾患が多いですが、スポーツ疾患も得意だったりしますし、緑内障の治療などは苦手です。(これについては治すとはいいません『進行を緩やかにする』とまでですね。)
また術者-患者間の相性や信用関係、そこから一歩進んで信頼関係によって治療の効果というのも変わってきたりします。

つくづく人の身体は心と連動しているのだなと感じますね。

こういう話を書こうと思ったのは実は某所で患者さんに言われたからなんですよね。
「○○先生の治療は効かなかった」
「○○先生がやるときは深くグサグサ刺されたのに、今日は全然刺さないのね。でも楽になったわ」
「○○先生のやり方と同じなのに感じが違うのは何故?」
・・・実のところなんと言って良いのやらなんです。○○先生ってのを私がよく知っていれば話は別なのですが、そういうわけでもありません。
また、技術というのはやたら広ければ良いというわけでもないし狭く深ければ良いと言うものでもない。また数値で比べられるものでもない。
明らかにおかしなことをしていればそれは○○という点からみるとおかしいと言えますが、そうそうおかしなことをする人はいないわけです。

う~む、なんと答えよう?○○先生に対して礼を欠くことをしてもならんし・・・

とま、けっこう悩んだんでちょっと整理がてら書いてみました。
都合の良い情報だけでなく、不都合な情報もある程度出すことで皆様の役に立てれば幸いです。

治療の相談、ご依頼は下記までどうぞ

泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail   taishindo@festa.ocn.ne.jp
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