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2024年04月20日
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内出血にも鍼灸??

2006年11月28日
ども、泰心堂です。
ちょっと変わった症例の話を書きましょう。

実は内出血に対する処置ってのがあるんです♪

これは私の後輩の事なので書いても問題ないでしょう。
病院で血液検査をしてきたら、採血した方があまり上手でなくて何回も刺しなおしをされたそうです。それで土曜日の午後に「なんか違和感あるんだよね」という話をしていたのですが、翌日の夕方ごろ、メールが入っていました。

「腕が痛くて文字も書けないほどなんですけど。」
いったいどうしたのかな?と少しやり取りをしてその日は「内出血の箇所にお灸をすえておきなさい」と助言をして終わりました。
その翌日つまり月曜日ですね。ちょっと用がありうちの治療院に来たのでそこで具体的な状態を診てちょっとばかり処置をしました。

状態としては本人曰く「昨日よりは引いたんですけれど、まだ痛くて力はいらないし、肩が挙がらない」とのこと。動作制限と動作時痛があり、見た目の内出血の箇所も5㎠ほどの範囲に広がっていました。かるく圧迫すると痛みがはしる。そんな状態。

ま、そのままほうっておいても引いていくでしょうが、それでは面白くないということでさっさと処置することにしました。

お灸や通常の鍼でも処置はできるのですが、ここはせっかく鍼灸専門学校の学生なので『刺絡』鍼法を使うことにしました。
で、処置をするとその場で手を曲げ伸ばしできるようになり、肩をあげるときの動作制限も大幅に改善しました。内出血の箇所の見た目も薄くなり、来たときに比べて目立たないようになりました。

そのあと全身の調整の治療やら、腕の動作制限をもう少し改善するための治療というのを施して終了しました。
さきほどもう一人の立ち会っていた後輩からメールが来ていましたが、症状のあった方の手で荷物を持っていたそうなので問題なく使えているようですね。

このように場合によっては即効性のある治療ができるのが鍼灸の一つの特徴ですね。
後輩たちには内出血などにも鍼灸で(ある程度)対応できるんだということを知ってもらう良い機会になりました。

ああ、誤解のないように鍼灸では即効性があるものと継続して治療することで効果を発揮するものの両方がありますから。何でもかんでも1~2回で治るとは思わないでください。

五十肩等は肩を上げられるようにするには1回でも上げられるようになりますが、長持ちしません。継続して治療することによって原因を取り除いていかないと治癒はしないのでその点、注意して説明する必要がありますね。
・・・この説明がなかなか難しい。
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