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2024年04月23日
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顔面神経痛?

2007年11月12日
どうも、泰心堂です。
最近、検索キーワードで多いのが『顔面神経痛』です。

さて、『顔面神経痛』とはなんでしょう?
よく似た疾患名に『顔面神経麻痺』があります。が、『麻痺』と『痛み』とでは減少が異なります。

顔面の『麻痺』は表情筋に起こる麻痺です。この場合は筋肉を収縮させる神経の問題であって痛みを感じる神経とは異なります。・・・とは言っても鈍痛や違和感くらいは出ます。
しかしながら問題は『脳神経の7番目』の『顔面神経』の走行上の問題です。

顔面の痛みは『三叉神経』という『知覚神経』が反応することで感じ取れます。三叉神経と言うのは同じく『脳神経』ですが5番目の神経の問題です。眼神経、上顎神経、下顎神経の三叉(みつまた)に分かれているので『三叉(さんさ)』神経と言われます。で、その機能はというと・・・顔面の感覚と咀嚼(ものを噛む)運動です。
ま、どのあたりに分布しているかと言うと大雑把に言って、それぞれの名前の範囲ですね。眼神経は目鼻より上の感覚、上顎神経は上顎骨の高さ、下顎骨はした顎のあたりですね。一応、どこの部位に病変が生じているかで『疾患名』は分けることができます。

顔面神経痛(三叉神経痛)の話なんでそちらの方へ話をシフトしていきましょう。

簡単に書くと・・・
原因は不明。誘因は疲労、寒冷刺激、食事や洗顔などの触刺激等など言われています。他の原因疾患から誘発されるものもあります。
症状としては酷いときには数秒~数分の発作性の激痛。

・・・とま、こういうことを鑑別して説明するのは医師の仕事なんでそちらにお任せします。
※『疾患名』をつける診断行為は医師のみができますので疾患名を知りたい方は医師の診察を受けてから来院ください。
別に東洋医学では鍼灸適用であるか、それとも現代医学でなくてはダメかわかればよいのと、鍼灸の範囲で対応してよいものならば、東洋医学的な診方で治療することでも治癒または改善は可能だからです。

基本的な方針は、痛みが激しいまたは頻発する疾患なので鍼の鎮痛効果を当てにします。一方で体のバランスの崩れを東洋医学的なスケール(陰陽五行、虚実など)で捉えなおして、そちらを立て直すように『経絡』上の要穴を使って刺激をします。

鎮痛を同時に図っていくので治療用の低周波通電器(パルス)を使った『鍼通電』法などを使うこともあります。

治療のタイミングは早ければ早いほど回復が早いことが多い。
また痛みが強く出る疾患であるため治療間隔を詰めて行なうことが多いですね。

当院では・・・
私がパルスを使った鍼通電が嫌いだからでしょうか?鍼通電は不可の患者さんばかりです。
※用意はしていますし使えます。

なおかつ当院にお見えになるこの手の患者さんは刺激に弱い方が多いので非常に細い鍼(使い捨て鍼の中で最も細いもの)を使って横刺などを駆使して治療しましたね~。(思わず遠い目~、いやだってかなり大変だったんです!!)

そのうちの一例ですがこれはかなり治療間隔を詰めた例ですね。週三日×3週で完全に痛みが止まりました。先日確認したところ、再発はないようです。

痛み疾患は痛みが続くことによる精神または情緒不安定も起こりやすく、軽減と増悪(この場合、痛みが増すこと)を繰り返すことが多い。治療にはお互いに根気が必要になります。

と、今日はこの辺で。

ご質問や治療のご相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ

泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail   taishindo@festa.ocn.ne.jp
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