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2017年07月28日
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部分から全体へ

2010年11月18日
東洋医学は部分で全体を診る観念的システムを持っています。

気(気血津あるいは気血水なども含む)を中心とした陰陽の考え方、三才論、五蔵之気の機能、五行関係、経絡関係・・・これらを便利に使って、部分で全体を診るという考え方を肯定しています。

たとえば、脈診。
手首を掴んで、その感触でからだの状態を窺い知る。

西洋医学的な部分は部分と言う考え方だとこれは到底肯定できる概念ではないでしょう。わかるのは脈拍、血圧くらいなもの。そう考えるのが自然です。

しかしながら、東洋医学では血脈は身体に至るところに通じ循環しているわけで、つまり『からだ全体の情報』を持っているわけです。
当然それは五蔵、経絡とも通じ五蔵之気や経絡の変動などの情報も持っている。

そう考えることで、手首に現れる血脈で五蔵之気や経絡の変動を窺い知ろうとする。
それが東洋医学における脈診ですが・・・

ま、実は総合判断です。脈だけ診たってわかるわけない。あちこちに現れるサインを脈状、脈圧を中心に考えてあたりをつけると言うのがやっていることです。

つまり、バックグラウンドにリレーショナルデータベース(RDB)があってマッチングをかけていって最も近い状態を現在の体の状態と看做すと言うことをしているわけです。

だからこそ私は治療は統計学あるいは確率論だと言っているわけです。

ま、ともあれ部分部分を見てパターニングとの類似点を探して全体を類推する、これが部分で全体を診るということ。

で、治療はと言うと部分に刺激をして全体へと全体へと影響与えること。

それをある人は『皮膚』として捉え、ある人は『気の在り方』と捉え、またある人は『経絡の変動』と捉え、それらをそれが確認できる部分あるいは近位、またあるいは遠隔部への刺激を持って変化せしめる。
その変化の結果、人の身体があるべき状態に変わろうと自律的変化を起こす。
これが治療効果。

つまりはりきゅうは、鎮痛とこの自律的変化を促す作用を持っているわけですね。

私が中心においている、積聚治療は人は陰陽の気の統合体(一つの太極)であると考えてその気のありように注目した治療です。
その疾病観は、
気の偏り=本来の機能を果たせなくする=機能低下=体が気の不全を起こし、本来温かで適度にやわらかいからだが、冷え、固くなる=冷えは気の偏りの現れであり、病気のそのものである。
といったもの。

当院での治療は皆さんとのお話、ツボや皮膚・筋肉の状態などの触診、脈診、腹診・・・いろいろな検査と基準をもとに身体の気の在り様を見て、その偏りを鍼や灸を持って穏やかに是正することを目的としています。

その結果、様々な効果が現れています。
ま、平たく言えば、良いことがあるから採用しているというわけです。

・・・と今日はこのへんで。
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