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2024年04月25日
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講演サポートvol.1 刺激の種類

2009年10月06日
こんばんは、【話せて動けるはり師 崇次】こと泰心堂はりきゅう院 院長の藤井崇次です。

先日、お伝えした【講演会サポート】の第一弾です。
10/4(日)に行った講演会家庭でできる鍼灸治療 手で治すセルフケアのサポート記事です。


【刺激の種類】と【時間】・・・ということでお話しましょう。

【刺激の種類】
1.触れる
2.圧す
3.刺す
4.切る
5.冷やす
6.温める

家庭でできる刺激としては3.4.を除いたこれらでしょう。このうち推奨するのが【圧す】【温める】です。

さて、【押す】ではなく【圧す】にしているのはちょっとだけ意味があります。

押す・・・力を加える
圧す・・・重みを加える

細かい話ですが、「おす」というと皆さん必死で力を加えてぐりぐりと痛みが出るまでやられます。そうじゃなくて手の重み、身体の重みをそっと乗せるようにするのが【圧す】というイメージ。

さて、お話したやり方を略称で【KHT】と呼びましょう。

KHTでは刺激が明確な方が受け取る身体も反応しやすいという側面があります。
なので圧す場合には指など幅の広いもので押すのではなく、狭い棒のようなもので刺激をした方がよいですね。
一応、鍼灸には【てい鍼】という道具があり、KHTでは【圧診鋒】という刺激具がありますが、ま、それなりに値段(数千円~数万円)がします。家庭では先端が突き刺さらない程度に細いものであれば何でも結構。講演で皆さんにお配りしたものは、百円ショップでまとめて買った【爪楊枝】の先端を5mmほどカットして粗めの紙やすりで丁寧に丸めたもの。他にはインクの切れたボールペンなんかもお勧めですね。
(先の鋭いピンセットでも良い)

くれぐれも手に突き刺さないように気をつけてください。


ツボの探し方は先日お話したとおり、自分が違和感を感じるからだの部位と対応した手の範囲を探してそこを軽く圧迫して特に痛いところを探します。見つからない場合は「だいたいこのあたり」でOK。

見つかったポイントに先端をあて、皮膚に対して直角に、手の重みをかけるように棒を持った方の手を沈めます。これで圧迫状態。そのまま深呼吸を2~3回。

これを必要な回数繰り返してあげます。

さて、個人的なお勧めは【棒でポイント検索⇒お灸で刺激】ですね。
お灸の熱ってぼわ~っと温かくて、なんかぼやけているイメージがあるかもしれません。しかしながらお灸って【火傷】(やけど)を敢えて作る治療法です。火傷・・・ですから結構強い刺激が、しっかり入るってことですね。

・・・ちょっとまって、火傷というと悪いイメージがありますが、皮膚がほわっと赤くなるのも実は火傷。火傷のレベルで1度ってやつですね。それ以上やると水ぶくれができたり、火傷の痕がついたりするので気をつけてください。

火加減としては、火をつけてだんだんと温かくなって、ほわ~っと熱が広がり、じんじんと脈打つような感触を感じて、「熱っ!」となる直前でとる感じですね。

「もったいない」とか思って我慢するとよくありません。
自分の身体が「勿体無いので」とっちゃってください。

お灸の場合火をついて燃え尽きるのが2~3分ですね。

まったく熱さを感じない場合は
(その部位や対応部位の)血行不良などが強い場合もあります。そういう場合はもう一個追加しておきましょう。

ちなみに市販のお灸はレギュラーが標準で、ソフトあるいはマイルドというのが温度が3~7度低く、ハードがレギュラーよりも3~7度ほど高いといった感じですね。
温度が高いものは場合によっては痛いので、自分が気持ちよくすえられる程度のものを使ってください。

私自身は、業務用のもので燃焼時間が長く、温度があまり高くなりすぎないものをあちこち探して使っています。

今日はこの辺で。


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