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2024年04月20日
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前屈して痛みが増す腰痛の治療

2009年02月22日
こんにちは【話せて動けるはり師 崇次】こと泰心堂です。

最近、遠隔部治療に凝っています。
面白いことにぴたっとはまるとその場で痛みや動きが変わります。

さて、今回もそういう例の一つですね。
今回使ったのは佐渡の針灸師 三節先生の講習で診せていただいた【揺らし整体】、【井穴刺激】です。

30歳代 男性
オフィス内勤
週末はジョギングに励む

主訴 腰痛(右)
経過 ジョギング中に身体の重さを感じ、夜半より痛む、いつもの筋疲労だろうとシップを貼りしばらく過ごす。
徐々に痛みが増してジョギングができないほどになって来院

発生原因、云々は細かい話なので置いておいて。

今回のわかりやすい特徴としては、前屈、後屈、左右側屈のテストをしてもらったところ、前屈時に痛みが増しました。
前屈で痛みが増すということ、後ろ側の筋肉が伸びたときに痛みが増すということです。

この後ろ側の筋肉、東洋医学の経筋という考え方でみると【足太陽経筋】の関連痛であると考えられます。
あくまで、【関連】とするのは、また今回は足の太陽経筋に生じた痛みみましたが、足太陽経筋の主要な経絡である【足の太陽膀胱経】の問題である場合とそうでない場合もあるからです。
決め付けでいくとそうでなかった場合に手間が掛かるので、考慮に入れておくというスタンスの方がいいように思います。

さて、今回の場合、ファーストチョイスが【足の太陽経筋】⇒【足の太陽膀胱経】⇒同経の末端のツボ=井穴の【至陰】(足の小指、外側爪際)ですね。

痛みが右側に限局されていた(=右側だけ)ので右の至陰(BL67)にパイオネックス(商品名、セイリン株式会社、分類 円皮鍼)を貼付し再度テスト。

本人の自覚として痛みが 10 → 5 に変化。
左側屈時に右引っかかるような感じを訴える。

左側屈時は右の体側が伸展する。この右体側は右【少陽経筋】。今回は【足の少陽経筋】のようですので【足の少陽胆経】の末端のツボ=足竅陰(足の第四指の外側の爪際)を刺激。

自覚痛が 5 → 3に変化+引っ掛かりがなくなる。

良い感じでしたので、遠隔部の操作は以上にして、脚と腰部の調整を少しして終了しました。
念のためあと2回ほど治療して腰痛を終了しました。
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