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2024年04月25日
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子宮筋腫は鍼灸で何とかなるのか?

2006年05月14日
近年、女性の多くの方が患っているという子宮筋腫。
これなにかっていうのがまず先ですかね?

子宮の筋肉から発生する腫瘍のことです。
腫瘍とはまあ単純に「かたまり」と思ってください。
これはほかに転移することのなり「良性腫瘍」に分類されます。
単純に「癌(悪性腫瘍)ではない」のでご安心を。

好発年齢は30~40歳代と言われていますが、冷えの影響か?若い世代にも広がっているようです。(感染はしませんよ!)

症状は月経過多、月経痛が強く出て、下腹部が痛み、腰痛、膨満感、排尿障害のための頻尿などが出てくる人がいます。自覚症状のない場合も多いので、月経に違和感が続いた時点で調べてみると良いかもしれません。

診断は病院でエコー(超音波)診断機などでわかります.

で、鍼灸でどうにかなるのか?
という話ですね、一応、WHO(世界保健機構)の適応分類では「月経異常・困難」「女性の不妊」にあたるので適応症といえると思います。

さて、では東洋医学でこれをどう考えるか?
子宮は生殖に関わる器官です。そして生殖とは人間の本質的な力の一つなので「腎水」=「精気」(根源的な生命力)が関わると考えます。
人体のバランスが五つの要素=五行で保たれているとして何らかのバランスが崩れたために「腎」に負担がかかり「症状が出ている」と考えます。
つまり、この五行のバランスを取り戻せば「自己治癒力」により、身体を正常に保とうという内部的な働きが強まって「異物である筋腫」が処理されると考えるわけです。

私のところではこのバランスが崩れた原因を「冷え」=「機能低下」と捉えます。それぞれの要素がバランスをとっている状態は「温かい」からです。
この冷えに対する治療を行うことで次第にバランスを取り戻し、良い状態に向かうことでしょう。
ただし、この具体的な形を持った冷えの結果=子宮筋腫は一時的な要因で起こったものではなく、長期間にわたる蓄積がこのような結果をもたらしています。したがって急激に変化させるのは大変危険であり、時間をかけて身体を整えるという覚悟が必要になってきます。

現在、このような方を数名診させていただいていますが、特徴としてストレスが強くかかっている人が多いようです。
ストレス大→過食→脾気(胃気)の機能低下=全身の冷え→腎気への負担→発症
こんな感じですね。
大事なことはまず、ストレスをためないこと。
身近なところでは呑む食べる以外に、気分転換にこれをしようというものを見つけることからはじめてみてください。

個人的にはアロマなんかを楽しむの素敵だと思いますよ。
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