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2017年07月29日
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治療と楽器のメンテナンス

2007年02月26日
どうも、泰心堂です。
泰心堂では一部の『追加治療』および『特注鍼を使った治療』については別途、鍼代などをご負担いただく場合があります。

が、基本は一回 5000円で施術させていただいています。

なんで『回』なの?て聞かれるんですよね。
ま、世の中見渡せば、クイックマッサージやそのモドキ(○○整体とか)が乱立しています。するとね、40分全身コースとか10分で部分マッサージとか結構目に付くわけです。
某県ではクイック鍼?みたいなものをしているお店まであるそうです。

鍼灸を時間サービスで・・・というのは正直きついですね。
接骨院鍼灸がせいぜいじゃないですか?
「ここ痛いですかじゃ、鍼刺して電気ながしま~す」っての。

個人的に私このやり方が好きじゃありません。(好みの問題。)
だので一人最大一時間(実質50分)の枠でできるだけきちっと『バランスを整える』仕事をしています。この時間内でとりきれないものは無理に取ると身体に必要以上の負担をかけるというのが私の専門家としての判断です。

だので時間ではなく、『一回』でいただいています。平均的には40分程度でしょうか?置鍼なども併用して一時間に二人三人診ることもあります。ただ症状をとるだけでいいのなら最も理想的にいけば5分もしないで取れてしまうこともあります。でもそれだけでは留めず必ず全身の調整を加えますね。

なんで?
う~ん、私がやっているのは『身体の調律』だからです。
楽器をやっている人はよくわかると思いますが、楽器を良好な状態に保つには整備やチューニング(調律)って必要ですよね?自分でできる部分は自分ででするのが基本です。自分でできないところたとえば分解修理(オーバーホール)をしようと思ったら専門家にお願いするわけです。

私がやっているのはこういった専門家の仕事です。

確かに『腰が痛い』とか症状は『部分』として感じられます。だので『部分』をしっかりと診るというのは大切なことの一つです。しかし『部分の処置』というのは『応急処置』に過ぎないわけですね。

たとえば、バイオリンなど弦楽器。弦だけの問題であれば同素材の良好なものに張り替えれば近い感覚に戻すことができるでしょう。しかし、それで問題が片付いたかというとそうでもありません。
全く同じものはなかなかありません。その部分だけ取り替えたのならば全体としてはやはり『歪(いびつ)』なバランスになりかねないのです。
楽器ならばここで弾きこみながら、弦の張り具合を調節したり、ネックの調整をしたり、駒を動かしたり、弓の張り具合や、演奏のタッチを変えたりと道具または人間の身体で音色をまとめる作業が必要になるわけです。
マイスターと呼ばれる人たちはこの楽器自体の調整をするプロです。いかに素材を生かし、力を発揮するかに心血を注ぐわけですね。

人間の身体も同じことで、悪い『部分』、『痛みを感じる部分』だけを処置すればあとは身体と身体の持っている『回復力が自然と折り合いを付けてくれる』問題なのか?それとも『手を加えて全体となじませなければならない』ことかよく診て判断しなければなりません。
『一人ひとり違う身体』ですので症状が起こっている状況、どうやって起こっているのかをきちっと診なければなりません。症状を聞いて毎回同じつぼを選べば良いというものでもありません。原因がわかりやすい場合もありますし、本当の原因が隠れていてそちらを見つけるために厚い皮を引き剥がす治療が必要なこともあります。そういった搦め手(からめて)というのが実は治療の大部分なわけです。
この情報収集と搦め手の部分がどれだけ時間が掛かるか若しくはかける必要があるかで治療時間というのは増減します。

ま、その平均値というのが私の場合40分程度ということでしょうか?
1時間以上は初診以外に基本的にかけません。初診のときは患者さんの不安な状況や未知の鍼灸で何をするか?という話が人によっては一から説明しつつということで時間が掛かる場合もあります。これもまた個人差。

特に長期にわたる内臓疾患などがある場合は、状況の分析と把握に時間が掛かりますし、治療を受けに当たって『長期戦』になることが多いので『やりますか!?』と必ず聞かなければなりません。

なぜ?

鍼灸は魔法の杖ではありません。

身体が本来持っている力を発揮しやすくする治療技術です。『ここに鍼を刺せば一発OK』みたいなそんな素敵なもんじゃありません。

『バランスを崩した身体を立て直すには、身体の力に応じて、バランスを崩していた期間の長さに応じて時間のかかる』ものです。

その中で、改めて皆さんの身体の扱い方、置いている環境などにも少しずつでいいので目を向けていただいたうえで、一歩ずつ、時には小康を保ったり、後退もしつつ、それでも『バランスを自ら保てる』ようにと『調律』していくのが私の仕事です。
ですから私のほうにも治療のプロとしての覚悟(=投げ出さない、独りよがりにならない)が必要ですし、皆様の方にも患者としての覚悟(=定期的な治療を受ける、しっかりと身体と生活を見つめる)が必要です。

一流の音楽家は『楽器の取り扱い』も丁寧ですが、『自分の身体』取り扱いもそれ以上に丁寧です。そして腕の良いマイスターと付き合っているものです。

私もみなさまに取って腕の良い調律師であれるよう、一層、精進したいと思います。

治療のご依頼はメールまたは電話でどうぞ。
ただし、電話は施術中は出られないことがありますので、その場合はお名前ご連絡先を必ずメッセージとして残してください。
よろしくお願いいたします。
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