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2017年07月22日
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疲労と病

2006年12月11日
ども、泰心堂です。

『病はストレスから来る』

と断言する人がいます。

『病は疲労の蓄積が原因』

という人がいます。
どちらも、間違ってはないと思います。でも、ちょっと待ってください。
ストレスをあまり感じてないっていう人もいれば、あまり疲れている感触ないひといませんか?

・・・実はいるんです。
だからこそ日頃の治療が大事ですよと言いたいのですが・・・なかなかお話しするのが難しい。
スポーツ選手ならばなんとなく、手足の動きが遅くなったとか、切り替えしをするときにバランスが崩れる事が増えたとか微妙なバランスを要求されチェックするる機会がありますが、普通の生活の中でそんなに制限を感じることって実はそれほど多くありません。

結果、ある程度進行してから『病』の形で『症状』が現われてきます。
これを図式で考えると

1.ストレス/疲労の発生

2.ストレス/疲労の蓄積 ⇒ ストレス/疲労からの自然回復↑

3.身体動作の不良、内臓の不調 ⇒積極的な休息による回復

4.バランスの崩れからくる異常動作(代償運動)、だるさ、や違和感
  ⇒ 予防的治療による回復
  ⇒ 2.へ戻りさらに悪化し、他の箇所にも異常を起こす(悪循環)

5.障害の発生
  具体的な症状や痛みとして強く認識する状態になる
 ⇒調整的治療による回復(東洋医学<特に日本鍼灸>の基本)
 ⇒対症的治療による一時的症状緩和(西洋医学の基本)

※ここまで書いて気付きましたが、『スポーツ鍼灸ハンドブック 経絡テストの実際とその応用』(向野義人/編著 文光堂)の表現によく似ています。この書籍からの引用という形で捉えてください。

もちろん3.の段階で気付いて適宜気分転換やら、休息を取ればよいのですがなかなか気付きません。結果的に4.へ進み仕事や日常の雑務に追われて5.にいたるパターンがよくあります。
一部の例では5.の段階で『一時的症状緩和』ばかりをしていて原因に対する治療をせずに、徐々に悪化し一時的な症状緩和の処置すらも効かなくなって鍼灸院におみえになる方もいます。

さて、そこで考えたいのが、ストレス/疲労というのは本人が自覚しているものだけか?ということです。

実際問題としてストレス/疲労といったものは常にかかってきいて回復可能な範囲にあると気付かないものなのです。で、あまりたいしたことがないのに疲れが抜けないという人は本人が自覚していないだけで疲労する行為をしているか、もしくは回復力そのものが落ちている状態と考えられます。
つまり、ストレス/疲労には本人が自覚しているものと自覚していないものがあると考えたほうが自然なんです。

あくまでイメージですが
疲労は「動作から来る疲労+ストレスから来る疲労」は二種類で構成されているとします。
で、正常な状態は次のようなイメージで表現できるでしょう。

『自覚していない疲労+自覚している疲労>回復力-ストレスによる回復力低下』
この状態であれば、疲労の蓄積はありません。
これが、『<』に逆転するとストレス/疲労が蓄積する状態です。

さらにこれが『自覚していない疲労<自覚している疲労』でしたら「ああ疲れた」と感じて、逆だと「なんだかだるいんだよね~」ってな感じになるのではないかと思われるわけです。

で、たちが悪いのは後者。前者は疲れを自覚しているので身体的な制限=運動制限に加えて、心理的な制限が加わりますので『休みたい』と回復行動を取りやすく、後者は疲れを自覚していないので心理的な制限が低いのでだるくても動けてしまいます。
で、「結局仕事をやらなけりゃ~」で無理をして悪循環に入っていく。

このだるいな~でケアできていれば回復力も高い状態でケアできますので治療回数も少なくなり、比較的快適に動いていられます。この鍼灸の使い方を健康管理の鍼灸とか予防的鍼灸とか呼んでいます。

で、悪循環のほうに入ってしまって症状として出てしまうと回復力そのものが低下しているので治療期間も長くなりがちですね。これはまさに治療の鍼灸になってきます。

私としても予防的な鍼灸治療を月1~2回受けて調子の良い状態を保ちましょうと人によっては提案しています。(あまり頻繁に言うと顧客作りのためだけと思われてしまいますので、人をみた上で健康管理に使うといった使い方もありますよと提案する形ですが・・・。)

さて、予防的な健康管理が大事なのはそうですが・・・鍼灸だけしかないかというとそういうわけではありません。(ないと言ってしまえば言われますが現実にありますから・・・)

もちろん身体のことですので「なんか不調で不安だ。どうなっているか診断してほしい」と診断が必要な場合は迷わず病院です。それが正しい選択です。なにせ東洋医学の免許では西洋医学的な『診断』や『薬の処方』はできませんから。

そのあとで、治療をどうするか個別に考えても良いと思います。
病名がつかないんだけどなんとなく調子が悪いとかは鍼灸がとく意図するものの一つですし、そのほかの症状でも身体を強くする事で解消されていくものもあります。

状態などを考えて西洋医学と東洋医学の併用というのもあるでしょう。
そういった相談も適宜受けていますので、興味のある方はぜひご相談ください。

相談、治療の依頼はメールでも受け付けています。
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