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2024年04月20日
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膝痛と美容の方

2009年02月12日
ども、泰心堂です。
先日のお客様のネタですね。

30代女性
主訴 左膝痛
職業 総合職、外回り多し
既病歴 慢性腰痛、むち打ち症(3年前)、その他特筆すべきものなし。

ええと細かいことはちょっと省略。
特筆すべきはですね、膝痛がいきなり出たわけではなく、他の障害が先にあって、それが治りかけた頃に出てきたってところですね。

そもそも足を踏み外して、右足首を捻挫したそうだ。
靭帯損傷まではいかなかったものの本人としては結構傷めたという感じだったそうだ。
それからすぐに近場の接骨院で治療を開始。
全治3週間の予定だったそうだ。
初めの三日は腫れが引かず会社は休まれたそうだ。

その後は足首を包帯固定のままでスニーカーに履き替えて仕事はしていたとのこと。

でま、若干違和感は残るものの痛みは引いたのだが、なぜか左ひざが痛くなった。
本人としては原因不明。
捻った、挫いた、ぶつけたなど外傷の要因は一切なし。
※この場合、保険治療の対象になるのでしょうか?私はならないと思いますけど・・・

接骨院で話したら一緒に治療しましょうということになった。
だが、痛みが引かないので疑問に思い来院。

そうですね、接骨院では「左足をかばっていたので、右膝に負荷が掛かったのでしょう」とのこと。
見解としてはま、そうだろうなとは思う。

膝の痛みが走る部分は、膝の内側で、私たちの言葉で言うと脾経の走行線上。そうですね、陰陵泉(SP9)というツボと血海(SP10)と言うツボとを結んだライン上に出ていましたね。膝の内側は、腎経、肝経のラインも交差しているのでわかりにくいのですが、原穴の反応と井穴の反応が脾経に出ていたので脾経が対象だろうと推測。

ちょっと気になったので右足首の様子も診てみました。
話を聞いたところ、現在、違和感が残っているのは足首前面の中央、陥凹部付近と内くるぶしの前面で足を内側に曲げると三角形のくぼみができる部分。ツボで言うとですね、胃経の解谿(ST41)というツボと、脾経の商丘(SP5)、もしくは肝経の中封(LR4)のあたり。

むむ、左右で綺麗に陰陽が出ていません?などと思っちゃいました。

あとついでなんですけどね、良導絡測定器8号(ペン型)ってのを手入れのために出していたのでついでだからめぼしをつけた部分のツボ探査をしてみました。
そうしたら、井穴より栄穴に反応が出ていましたので、そちらを治療穴にしてみました。

治療前の本人の自覚が、施術後次のように変化しました。
左ひざ 10 ⇒ 3(体重をかけて曲げたり伸ばしたりしても痛みはないが、違和感がある)
右足首 10 ⇒ 0(違和感なし)

とりあえず痛みの軽減という目的は果たしたので、後は背中のバランスを整えて終わりにしました。

その後、連絡がありましたが翌日には膝の違和感も抜けたそうです。
うむ、この例もうまく行き過ぎてびっくりした例ですね。

普段からこんなのを連発できればゴッドハンドとか言われるんでしょうね。

まだ、まだ積み上げねば。

今日はこの辺で。



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