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2017年07月26日
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臨床の現場から~子宮筋腫の治療

2009年03月03日
おはようございます。
【話せて動けるはり師 崇次】こと【泰心堂】です。

東洋医学と現代医学ではアプローチどころかそもそもの人の身体の捉え方病気の捉え方自体が異なります。

東洋医学が気血水という概念、より抽象的にまとめると太極と気という概念で人体を一つの機能的なつながりとして捉えているのに対して、現代医学では人体というものがある、それぞれの個別の部品において正常/異常とがあり、病気は部位によって発現するのであるから部品の修理が治療となる。

そういう考え方で【子宮筋腫】という状態を診ると確かに子宮の筋層に発達した腫瘤である。あまりに大きくなってしまえば子宮を内側から圧迫し、場合によっては内臓がおさまりの良い位置から圧迫され動かされたりし、体の調子が狂うことも予想される。また、姙娠・出産に際しても子宮筋腫の分の容積が子宮および胎盤に対して圧迫をかけるので望ましくはないだろう。
で、触診、画像検査、血液検査⇒境界域判断(10cm前後が境界域)⇒手術というように進んでいく。

もちろん、切除してしまえば当面の問題であった塊は消失する。ただ、本当にそれで良いのだろうか?と考える。

東洋医学においては身体は気でできた一つながりのものである。
当然だが、今回病巣として考えられている子宮筋腫自体もまた東洋医学では全身との兼ね合いで一つながりのものであり、【気の偏り】として考えられるものである。
例えば当院が使っている流派では、子宮自体は性器なので、腎の関連であるが、子宮内部に熱を持つので心、心包の関連。腫瘤は火の象徴なので心、心包の実を呈す気の偏りとして考える。(だいたい虚火、陰実として捉える。力がなく先へ進めず溜まってしまうパターン。

とにかく一つながりの気の塊を簡単に切り取っていいのだろうか?

切り離してしまったら大きく気の虚損を伴うので身体の中のエネルギーが足りなくなるのではないか?と考える。

場合によっては子宮筋腫の手術後、原因は特にないのだが易疲労を感じたり、体調不良に陥る方がいる。
程度にもよるが手術は第一選択じゃないのではないだろうか?というのが現場での感想ですね。

さて、では現場ではどういう対応になるか?

子宮筋腫の治療は、残念ながらその多くがたいてい手術境界域を超えてからの来院なる。私が今までに診た子宮筋腫の患者さんの実に8割以上が拳大。下腹部を触診すると子宮該当域に硬い塊を感知することができる。人によってはあからさまにその部分が内側から押し上げられた状態になっていた人もいた。
困ったことに子宮筋腫は良性(=他の場所に転移しない)の為か痛みや不快感を訴えない方が多い。
だので治療を継続してもらうのも実は難しい。

例えば週1~2回の治療で一月、よくよく観察してみてもらうと変化が出てくる

書籍などの情報では「毎日のように灸をすえたら「下り物が多量に出てそのまま一月もせずに治ってしまった」なんて話もあるが、現実的には時間がかかる。それはそうだろう。何ヶ月もかけて徐々に徐々にと足場を固めて大きくなってきたものが瞬間的に消えるというのは何かしらおかしい。なのでかなりレアなケースである。

私のところのもっとも早いペースで3ヶ月で大きな変化が現れたケースがある。
治療間隔は週1~2回、仕事の都合上で一回だったり、二回だったりとばらばら。方針としては肝腎を整える様に治療。肝腎を整えるのは婦人科の基本、筋腫は心、心包の関連だが、たいてい肝腎を整えるとうまくいく
初診時、下腹部が盛り上がるようになっており、皮膚表面に細かい紫色の血管が浮いて見える状態。触診するとごつごつと硬い拳頭くらいの大きさの塊が触れた。
19診目、下腹部の盛り上がり消失、皮膚表面の紫色の血管は消失、指を沈めていくと置くにしこりのようなものがある感じがするものの、拳頭くらいあった硬い塊は触れない。

一応、当初の目的である手術の回避という目的は果たしたので同意の上、治療を終了した。
日々の注意については、甘いものと油物を控えるようにと注意したくらい。あとは特に指導はしなかった。(玄米、雑穀とかそういうのは好きだったようなので)

見ている限りでは子宮筋腫は全身の力の滞りと関係している。なので子宮筋腫だけに着目するのではなく、子宮筋腫を中心に据え置きながら、身体のバランスを取るように調整を加えていくとうまくいくように思う。

今日はこの辺で。

施術中は電話に出られませんので、治療のご予約、ご相談はメールまたはメールフォームからお願いします。

メール taishindo@festa.ocn.ne.jp
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