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2024年04月17日
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自律神経失調症の治療

2006年10月10日
先日、自律神経失調症って治りますか?

とおみえになった方がいます。
自律神経失調症ってなんでしょうか?

すごく平たく言ってしまいましょう。これ原因が特定できないので従来治療できなかった「不定愁訴」と言われるものにつけられた病名と思ってください。

自律神経とは交感神経と副交感神経をセットにしたもので、人の身体はこのバランスが崩れると、だるさが続いて疲れが抜けなかったり、不眠に陥ったり、イライラしっぱなしになったり、お腹の調子が悪くなったりします。

つまり・・・極論言ってしまえば過敏性腸症候群だろうと、胃炎だろうが、自律神経失調なわけです。だって、臓器も自律神経で調整されていますから・・・

コレに対して鍼・灸の刺激が実によく効きます。
鍼灸の刺激により、瞬間的に交感神経優位にしたり、筋の緊張などをとって副交感神経優位にしたりと適当に調整を加える事によって、だんだんと乱れたバランスに身体が気づき、自然と調整するようになっていきます。
それに伴いさまざまな症状がとれていきます。

じゃ、何回くらいで?と言われると非常に難しい問題ですね。
私はこの状態が突然生じたものとは思いません。
(会社、生活環境の人間関係なども含む)外部からの精神的な刺激、負担や肉体の疲労などを知らず積み重ねた結果、何らかのきっかけで表面化した=気づいたものだと思われます。

だので、症状としては非常に絡まっていてそれを一つ一つ紐を解くかのように解して少しずつ快方へと向かうように身体を調整していく必要があります。

早い人では2~3回で症状が軽減したり、体調が変わってきたような感覚を体験されます。もちろん油断は禁物ですが・・・

治療の間隔としては細かい微調整を加えていったほうが良いので「少なくとも1週間に一度くらいは通院された方がいいですね。」とご案内させていただく事が多いですね。
もちろん症状が良いほうで安定しだしたら、治療感覚を徐々にあけながら再発がないことを確認してめでたく卒業になります。

一応、「月2~3回身体のメンテナンスと思って顔をみせていただけるといいと思います」とは言いますが、コレは強制ではもちろんありません。
鍼灸は免疫力を高める作用もあるので日ごろの健康管理にもいいですし、調子の良い状態をキープする事で美容にも効果があったりします。その意味でお勧めしているだけですから。

私が男性なので・・・ということでちょっとと思われる方もいるかもしれませんが、鍼灸は婦人科疾患には非常に効果があります。私も普段から女性のお客様にご質問いただくので、いろいろと勉強させていただいています。
どうぞ、お気軽にさまざまな疑問をぶつけてください。できる限り答えて生きたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。
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