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2024年04月24日
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長鍼の響き

2006年09月17日
ども、泰心堂です。

「長鍼」と聞くと「ええ痛くない?」といわれるのですが・・・

実は丁寧に刺すと、皆さんが思っていらっしゃるような痛みはありません。
昨日、母校の外来での話しなんですが、ほかの曜日にお見えになっていた方が、土曜に「都合がついたので」ということでお見えになりました。すらりとした体型の女性です。施術録を見ると「鍼に対して敏感」、「直ぐ痛がるので刺鍼に注意」とありました。
(これ書いている人は何人もいらっしゃいますので個人は特定できません)
そういう方に長鍼を刺して大丈夫か?

大丈夫です。
基本的な調整を終えた後、これこれこういう目的でやりますときちっとお話をして刺させていただいたところ。
「なんだか言葉で言えない不思議な感じが広がります」と。別段「痛み」も「不快感」も訴えていませんし、もちろんこれによる出血もありません。

丁寧に刺激をすれば皆さんが想像されるような痛みはほとんどの場合ありません。
だからこそきちっと集中して丁寧に施術する事を心がけています。

長鍼をなぜ使うか?
それは「縦に使うと深い病巣に届く」・・・というのは分かりやすいでしょうが、私は「横に」つかいますので局所の刺激が目的ではありません。
皮下の比較的浅い部分を丁寧に鍼を通していくので臓器を損傷するような危険性はありません。むしろ良く使われている髪の毛ほどの細さで4cmくらいの長さの鍼を縦に刺す方が危ないくらいです。
(気胸などを起こした事ありません。)

長鍼を皮下に少し長めの距離を徹す事によって広範囲の筋腱など組織および経絡(東洋医学で言うエネルギー<経気>の通り道)に影響を与えることができます。また西洋医学的にはデルマトーム(内臓の状態を反映する皮膚領域)の作用を逆行して臓器に影響を与え、整える事ができます。

こにより内側が整い、治療の効果の影響、持続力がアップすると考えられるからです。

ただし、痛みは少ないのですが、刺激としては強い刺激になりますのでここのお客様の体力、状態をよく診て刺激過剰にならない範囲で慎重に判断して、大胆かつ繊細に運用する必要があります。

独特の響き感と少々のだるさがのこり、施術した日以降よく眠れ、翌日はすっきり爽快と仰るかたが多いですね。この感覚が好きで通っていると言う方もいるくらいです。

ほかでは体験できない妙技。体験したい方はどうぞ。

http://tb.plaza.rakuten.co.jp/xtake4/diary/200609170000/e271e/
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