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2017年12月13日
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「気」のせいと「気のせい」

2006年09月10日
(手をかざして)
「何か感じますか?」
「ええ、温かい感じがします」
「これが赤外線の放射です」

ども、泰心堂です。
臨床をやっていて非常に困る言葉があります。
それは「気」という言葉です。
私自身は「手をかざして人が癒やす」という「手かざし気功」の作用に関しては否定に近い立場にいます。
が、東洋医学と気の概念は切っても切れないのでやはり立場を明らかにする必要はあるでしょう。

泰心堂では「人体は気の総体である」、「気の密度、作用によって異なる様態を呈す」と考えています。

皮膚や筋肉、臓器・・・こういったものが「気」という情報またはエネルギーでできていて密度とその場に割り当てられた作用が異なるためにそれぞれの形を取っていると考えます。
だからある部分にダメージを受けると、それが全身に波及し、あらゆるところにそのサイン=指標が出現するのです。
そうですねイメージしにくい場合は、紙風船を膨らませて、一箇所指で押してみてください。そこだけ凹みましたか?全体が変形しませんでした?そういうイメージなんです。


そういったサインを診て、必要な手当てをすることによって疲労が回復したり、症状が解消したり、健康になったりするのです。

なぜ、お腹が痛いのに、足に鍼を当てて治ってしまうの?
この質問にもっとも簡単に答えるなら「『気』という概念で、人体が繋がっているから」ということになります。

泰心堂で治療はこういった「気」という概念的尺度を以って身体を診るので、足にぜんぜん触らないのに膝の痛みが取れたりという現象が日常的に起こってくるのです。

もし、これを筋肉という尺度を持ったらどうでしょう?
その場合、膝に痛みを発生させている筋肉群はどれか?と選り分けてそこが緊張しているのが原因ならば緊張をとる治療ということになるでしょう。

これは基準としている「尺度」が違うと言うだけであって、なんら怪しげな力が介在しているわけではありません。

東洋医学は怪しげなものではありません。
神秘的な作用があるとしたら、それは皆様ご自身の身体であって、そういった力を引き出すような刺激をしようということは純然たる技術の世界の出来事です。

そういった意味で技術と知識とそれらを繋ぐ哲学を以って治療に当たる必要があると思います。

泰心堂では法律に基づき「あなたは○○病です」などと「診断」する事はありません。ですが、必要と要求に応じて皆様から提示された病名に対して、医学書などではこのように言われていますという説明も東洋医学的な見立てと一緒にするように心がけています。

これは安易に「気」のせいにすることで、楽をしない。東洋医学を怪しげにしないという自戒でもあります。
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