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2017年10月21日
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針灸不適応症?

2007年01月16日
ども、こちらは久々の書き込みになりますね。
サボっていたわけではなくネタを仕込んでいたもとい、治療や宣伝活動、事業計画その他の業務をしていました。

さて、普段は鍼灸は緊急に命に関わるような疾患を除いて殆どの症状に対して関わることができるという立場でお話しています。
しかしながら現実的に難しい症状もあります。

鍼灸を含めて治療行為というのは刺激を用いたものです。
東洋医学的に『気血』のめぐりという説明をしようと、西洋医学もしくはその背景にある西洋科学が主流の現代で、西洋解剖学的な人体の仕組みを無視するのはあまり現実的とはいえません。
その意味で、東洋、西洋問わず、治療行為とは刺激及びその反射など神経等のシステムを介して、人体自らがバランスをとり健康になろうという性質を強く引き出すことを期待するものであると言えるでしょう。

もちろん西洋医学における手術、薬も適応刺激(人体がバランスを取り戻すの必要な刺激)であれば、回復に向かいますし、同様には鍼灸による刺激が適応刺激であれば回復に向かうものなのです。

こういった西洋科学による根拠などで経験医学を補強しつつ、続いてきたのが現在の鍼灸医学というものなのでしょう。

この意味で、東洋医学、殊に『鍼』『灸』というのは医術として上手に体の力を引き出す術の一つだと言えるでしょう。

さて、そういった鍼灸ですが、すべてが治るわけではありません。

今すぐ臓器移植が必要な患者さんが鍼灸でそれが必要なくなるか?それはまずないと言えるでしょう。一方でこのままいくと「数年後に病が生じるかもしれませんよ」と言われた身体を調整して健康な生活を送る手助けするのには最適です。

脳卒中を起こしてその後の処置および期間によっては鍼灸を併用してかなりの回復をみることがあります。しかし麻痺して何年もたった腕や足が何の理由もなく以前と同じように動き出すなんてことはめったにありません。もし起きたとしたら様々な偶然が重なって生じた奇跡です。
ただ、麻痺しているはずなのに感覚的に痛みを感じるなどと言った症状を緩和したり、そういった痛みを取ったり、硬くなった筋肉に鍼や灸をつかって刺激を入れて緩めていくなんてことは可能です。

できること、できないこと。
根本的な回復が見込めるもの、対症療法が中心になるもの、対症療法しかないもの、不適応なものをきちっと見定める必要があります。

たとえば目に関係する疾患。
よくある眼精疲労、乱視様症状、角膜炎、結膜炎、仮性近視・・・こういったものは根治する可能性がありますしけっこう高かったりします。
東洋医学的な話で言えば『木』の作用の問題で、蔵府の話で言えば『肝』の話であったり、眼の血流の問題で『心包』で考えたりと様々な考え方でアプローチをすることによって、目の周囲の血流の改善、あるいは過緊張などテンションが高い状態、あるいは低い状態を解消して適度な状態を保つことで徐々に正常な状態の戻ってきます。

一方で厄介なのは『白内障』、『緑内障』です。
これは白内障は『水晶体』というレンズ自体が汚れてしまうもので、病の深度としては目に限って言えば非常に深い。連動して身体全体の状態が弱っていたり、身体のバランスに大きな偏りを生じていることが多いので立て直すのに一苦労。かなり時間が掛かりますし、白濁してしまった組織自体の再生を期待するのは非常に難しく、進行を止めたり緩やかにしてできるだけ現状維持を図ることが基本になります。とてもじゃないが安易に治るとは言えません。
が、現実的には初期の人であれば治ってしまうひとも相当数いるとの話を聞きます。

緑内障については、眼球内の液体の代謝が悪いために眼圧が上がってしまい、目の神経を圧迫して起こるものです。初期であれば治る事はありますが、かなり進行してこうなったら最後の頼みで鍼灸でという人の方が現実的に多く、進行を緩やかにする程度のとして治療していくのが基本になります。

さて、この緑内障、最近ちょっと変わった型が増えていてそれを『正常眼圧緑内障』と言います。その名のとおり眼圧は正常なんですが、視神経の圧迫が生じていて緑内障様の症状を示すものです。タイプとして神経質な型に多く、ストレスに晒されている型に多いようです。
治療方針としては東洋医学でいう『肝』の治療を基本にして治療をしていくことにはなるのですが、正直な話、これが従来のどういった症状に該当するのかが現実的に不明で、どれくらい時間が掛かるのか、あるいは根治するのか?と言った話は手探りの状態です。
具体的には、うちであれば奇穴の太陽穴からの刺絡、及び目に関係する経絡を使った補正をしつつ、全身の循環を良くするような治療をしていくことになりますが、正直どれくらいの付き合いになるかが分からない。
非常に難しいものです。

一方、鍼灸ってすごいな~と素直に思えるのが自律神経関連ですね。
自律神経失調症、不眠症、軽度のうつ病、更年期障害様症状、更年期障害なんかはきちっと時間と回数をかけて治療をしていくと目に見えて改善していきます。
こういう方はやはり身体の中に大きな偏りができていますので1期間をだいたい3ヶ月としてその間週1~2回の治療を継続して身体の安定を図ります。で、状態を診て期間を延長するか、治療間隔を開けるか、あるいは卒業にするかを決めていくのですが・・・これはかなり効果的ですね。
多くの方が、薬に頼らずに生活できるようになっていますね。
なんで?
と言われても・・・これ元々『不定愁訴』として西洋医学で厄介者として扱われていたものなんですよね。で、もともと『心の問題』と『身体の問題』とを一緒に考えていく鍼灸で向き合ってきたものなのでいくらでもアプローチ方があるわけです。

私のところでも何人も日常生活に支障がなくなったという意味で治っています。メニエール病や慢性疲労症候群の疑いがあったひともね。

1回や、2回で何とかしろと言われるのは大変苦しいのですが、きちっと時間と回数をかけていただければ掛けて頂いた分だけ効果を感じていただけるようになります。
中には症状が深く、数回調整してはじめて感じが変わってきたことが分かるような人もいらっしゃいます。

できれば慢性的な症状をでお悩みの方は1期間は通うつもりで鍼灸院にと付き合っていただければ幸いですね。

治療の予約、ご相談はメールまたはTEL(電話)でどうぞ
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