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2017年09月21日
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はりきゅう治療と薬

2007年12月10日
どうも、管理人の泰心堂です。
先日、治療卒業の方がどっと出た関係で時間が空いています。
こういうときが記事更新のチャンスですね。

よく「投薬治療中なんですが鍼灸治療を受けて大丈夫ですか?」と聞かれます。

答えとしては・・・基本的には大丈夫です。

はりきゅう治療は、皆さんが現時点でもっている回復力を発揮させるためのものであり、実際に皆さんの身体を直すのはもともと皆さんが身体の内側に持っている身体調整機能、あるいは身体修復機能ですからそのときどきのお体の状態に合わせて、無理なく回復できる分だけ回復していきます。

しかしながら、中には気をつけなければならない薬や症状というのもあります。これに該当するかは個別に質問させていただいた上で、該当しそうであれば病院、診療所など現代医学の専門の医療施設にご案内することになります。

そうでなければ治療を受けていただいて問題ありません。

実際、癌の宣告を受けた方も治療を受けに来ていましたし、半身不随の方もいらっしゃいます。めまいや自律神経失調症と言われましたなんて方、多いですね。もちろん高血圧の方もいますし、人工透析を受けていらっしゃる方も別件で応対させていただいたこともあります。糖尿病や前立腺肥大の方もいらっしゃいましたね。更年期障害に子宮筋腫、子宮内膜症、不妊症で困っていらっしゃる方もいました。

それぞれ、皆さんがお持ちの回復力の範囲で改善されていきます。慢性的な方や体質が現在虚弱な方や症状が複数ありこじれているなどは回数がかかってきますが、回数を重ねるごとに回復力も増してきますし、またその範囲内で回復、改善されていきます。

鍼灸治療は皆さんの回復を邪魔する治療法ではありません。

ちょっと変わったところではこれは病院でメニエール病と言われた数名の方からお話いただいたのですが、「薬を飲んで起こるめまいや胃のむかつきが消えた」なんて仰っていました。
・・・薬飲んでめまいが起こるってのはいかがなものでしょう?と思いつつ伺っていましたが・・・

薬などは身体にとって異物であり毒であるので、東洋医学的な『肝』(木)の『解毒作用』によって処理されます。ところがこの『肝』はストレスに弱く、強いストレスに晒されると疲弊して弱体化します。ここに薬など毒物がが加わると弱った『肝』の機能を酷使することになるのでその場しのぎはできても徐々に疲れが嵩み機能が低下していきます。

鍼灸ではこういった五行に基づく生理作用なども考えたうえで『肝』が弱っているのなら、肝の機能を助けるように鍼を打ち、灸をすえることで補ってあげることができます。

こういう考え方に基づくと実は投薬治療中も積極的に鍼灸を利用すると良い効果を期待できるってことですね。

なお、鍼灸師には「薬を飲みなさいあるいはやめなさい」いう権限がありません。これは私たちも身分と免許の範囲を記した法律に明文で投薬の支持を禁止するとあります。(あはき法 第四条)

なので当院で「この薬を飲みなさい」と指示すること、あるいは逆に「何が何でも○○薬は飲んではいけない」と指示することもありません。
基本は、「担当医(主治医)と相談の上ご自分で選んでください」とだけお伝えしています。
なのでうちの治療院に来ていた方で薬をやめて治った方は、相談の上、ご自身の意思でやめられた方です。当方ではそれに対して指示、指導を行なっていません。

とちゃんと書いておかないと色々言われるので・・・

今週、来週は少し時間があります。また今週末くらいに年末の予定についてお話できれば・・・とスケジュールの調整をしています。

それでは♪

ご質問や治療のご相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ

泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail   taishindo@festa.ocn.ne.jp
Web http://takefor.client.jp/
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腰痛の管理

2007年10月23日
東洋医学は『身体の情報(全体)が部分に現れる』という考え方を持っている。
どうも、泰心堂です。

東洋医学の代表である鍼灸も「身体の情報が手首付近の脈の状態に集約されている」と診たり、手や足のつめの状態に集約されていると見たり、経絡上の反応に代表されると診たり・・・実に様々なところで身体の状態を診ていこう、そして治療して行こうという発想と理論、そして実践があります。

今日紹介するのもその一つ。
もともとお隣、韓国で考案された方法です。



何をしているかわかりますか?
よく診ると鍼が刺さっているのがわかります。

これ実は『腰痛の治療』をしているところです。
誰の?って、ええと私のです。10代のときにスポーツのやりすぎ腰を痛めて以来、弱点になっているのですがこの手法を覚えて管理しているためか今ではすっかり痛みません。たまに疲れがたまってくると違和感が出てくるのでそういう時は早めにこういったことをして管理しているんですね。

「手に刺して痛くないの?」と聞かれますが、痛くありません。鍼を刺す深さは1mm以内。手の皮をこえない程度に刺していく・・・というか置いていくのでほとんど痛くありません。もちろん手には臓器はありませんので臓器を傷める心配もありませんし、鍼を打ってはいけない禁鍼穴、灸をすえてはいけない禁灸穴もありません。粘膜部位など禁忌の場所もありません。非常に安全です。

やり方は簡単。
私の場合は左腰なので左手を使います。中指を頭に薬指が左手、小指が左足の対応。腰側に刺激をしたいので背中側にあたる手の甲側を治療していきます。

だいたいの見当をつけ、ローラー(これも鍼。刺さりません!)を軽く転がしながら、異常に緊張している箇所、強い痛みを感じる場所を探します。
見つけたら・・・

こういう専用の鍼と鍼を痛みなく打つための道具を使って鍼を置いていきます。

私ははり師で鍼のほうを特に得意としていますので鍼を使うことが多いですが、圧迫して刺激を与えたり、

お灸をすえたりするのも効果的ですね。ちなみにこの簡易灸は煙とにおいの少ないタイプです。普通のものに比べて格段に煙も臭いも少ないので、ご家庭の中でも匂いがつくのを気にせずにすえることができます。(お値段は若干高めですね。)

この手法、治療院でやっているのか?
ええと希望者と痛みが酷くて身動きの取れない方のみやっています。
理由ですか?
「効果はよくわかるんだけど、施術されているって感じが少ないんだよね。肩こりだったら肩の辺り刺されたほうがわかりやすい。」
と患者さんに言われたからです。

なお、この手法だけで治療した人の中にも『腰椎椎間板ヘルニア』と診断されてくっきりとレントゲンに写っていた突出部分が自然消滅した人もいます。
簡単でも結構凄い治療法だったりします。

現在限定した施術しか行なっていませんが、希望者には自宅でのケア方法の一つとして刺激箇所をお教えしていたりします。

・・・と今日はこの辺で。

ご質問や治療のご相談、ご依頼は下記までお気軽にどうぞ

泰心堂はりきゅう院
〒275-0011 千葉県習志野市大久保2-5-7 大久保ハイツ103
TEL/FAX 047-404-5225
Mail   taishindo@festa.ocn.ne.jp
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自動車損害賠償責任保険と針灸治療。

2007年07月18日
医学的コラムというか、東洋医学とネタですね。
ご質問があったのでというのがきっかけですが、少しだけ書きましょう。

「交通事故にあいました。病院に通院していても今一つ。針灸が良いって人に聞いたんですが・・・」
って人、実は結構多いですね。

この場合の針灸治療が受けられるかってのと、どういう手続きが必要か?って話をしましょう。

自動車賠償責任保険いわゆる自賠責保険のことですね。基本的に自動車等に乗る方には加入が義務付けられています。その他民間の保険に就いてはケースバイケースなので保険会社に問い合わせてください。

さて、基本中の基本事項ですが、自賠責保険の支払い対称になる人は『交通事故』の届出を出しされており、医師の診察を受け診断書などが交付され、人身事故として『交通事故証明』が発行済みの人です。

中には性質が悪いドライバーもいてその場で示談に無理矢理してごまかそうという人もいますが、面倒でもキチッと警察に通報して『事故』にしてください。直後はなんともなくとも時間がたっておきる症状もありその場合、命に関わったり、後遺症を残したりと程度が厳しいものが多いので必ず事故にするようにしてください。

で、ちゃんと事故証明をもらっておくと病院など医療機関で自賠責などによる治療を受けることができます。

この治療ですが、どのような治療を受けたいかの選択権は『患者さん自身』にあります。

さて、針灸は選択対象になるのか?
疑問をお持ちの方が多いと思います。実はなります。
法律や法律に示す支払い基準に以下の文があります。

自動車損害賠償保障法16条の3(支払基準)
保険会社は、保険金などを支払うときは、志望、後遺障害及び、障害の別に国土交通大臣及び内閣総理大臣が定める支払い基準に従ってこれを支払わなければならない。

自動車損害賠償責任保険の保険金及び 自動車損害賠償責任共済の共済金等の支払基準
金 融 庁 平成13年 告示第1号
国土交通省

柔道整復等の費用
 免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師が行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とする。

以上。出典はそのままなのであえて書かずともいいでしょう。

だので患者さんは希望があるのなら直接、傷害担当とお話をして治療院に通う旨を告げ、認められれば自賠責の範囲内で治療を受けることができます。

なお、この手続きには大きく分けて2種類あります。
1.償還払い・・・患者さん自身が領収書を集めて書類を書き申請する方法
2.委任払い・・・患者さんが保険会社に対する請求権の行使を治療院などに委任し、治療院が書類を作成し直接保険会社或いは加害者に対して請求を掛ける方法。

鍼灸院にとってリスクが少ないのは1.の方法。毎回実費でいただきますから。で、どちらを採るかは保険会社次第です。
また、保険会社は本来、患者さんが治療を受けたいと申し出た時点でその可否を検討し、できるだけ患者さんの要求に従う必要があります。
だので、ごねるとだいたい通ります。

良くわかっている担当者はさっさと終わらせたいからといってはりきゅう院を勧める人もいます。

さて、整体やカイロはどうか?
ええと自賠責では認める必要がありません。整体やカイロの施術は国内では残念ながら『医療行為』ではありませんので、適切とは言えません。だのでそれは利用ではないと却下できます。民間保険では稀に認められる部分もありますのでそれは担当者とよく相談してくださいね。

・・・とまあ、こんなところで良いですか?
ああ、そうそう傷害保険で認められたケースがあるってうわさで聞いたんですが、どういうケースなんでしょう?知っている方がいらしたらこっそり教えてくださいね。

それでは♪

薬の怖さ

2006年12月21日
最近、安易に薬を飲む人増えています。
もちろん適切に使えば有効なものの一つなのですが・・・
ってこんな記事を見つけました。

(転載開始)
副作用表示し注意喚起を 解熱、鎮痛剤で米FDA 日本でも市販

【ワシントン19日共同】米食品医薬品局(FDA)は19日、日本でも広く市販されている風邪薬や痛み止めの飲み薬に含まれる成分が、過剰摂取したり、飲酒を伴ったりした場合に肝臓障害や胃の出血などの重大な副作用を引き起こす危険性があるとして、薬の表示を厳格にして消費者に注意を喚起するようメーカーに求めた。

AP通信によると、これらの市販薬の服用者数に比べて少数ではあるが、毎年数千人の死亡に関連しているという。多くのメーカーは既に自主的に表示を変更している。

対象は、解熱、鎮痛作用があり総合感冒薬などとして市販されているアセトアミノフェンと、非ステロイド系抗炎症薬のアスピリン、イブプロフェン、ケトプロフェン、ナプロキセン。

アセトアミノフェンについては、多量に服用する際に肝臓障害の危険性があることを明記するよう勧告。

非ステロイド系抗炎症薬については、60歳を超えたお年寄りが服用したり、過去に胃かいようや胃の出血があったり、血栓ができないようにする薬を飲んでいたりする場合に、胃の出血を起こす可能性があることを明記するよう求めている。

いずれも、飲酒を伴ったり、これらの成分を含む薬を複数併用したりする場合は、副作用の危険性が高くなるという(共同通信社)。
(転載終了)

これは皆さんよく使われている薬です。ほかにもかゆみ止めとしてのステロイドなんかも多用されているようです。

鍼灸治療に薬というのは一部の薬を除いてあまり影響はないのですが、治療をしていて思うことは・・・

う~ん、回復力(自然治癒力)の低い人多いな~。

っていうこと。
みなさんかなり抵抗力と言ったものが落ちていますね。これどこでわかるかというと一番分かりやすいのは体温。人間の体温て本来36℃くらいあるんです。ところが35度くらいの人がかなり多い。これは一つ抵抗力が落ちている証拠として見て取ることが出来ますね。このあたりは市販の『免疫』関係の本に書いてあることなので言っても構わないでしょう。

で、この回復力や抵抗力を下げているものの一つに『薬』の問題があるのではないだろうか?と私はにらんでいます。
もっとも私は薬剤師でも医師でもありませんので立場的には
『身体に合わないのかもしれませんね。主治医にその旨を伝えて、相談してみてはいかがですか?」
と必ず伝えています。
・・・とは言っても医師不信の方がけっこう多いので自己判断でやめてしまう人もちらほら・・・。

で、そういう人に限って・・・
「薬やめてしばらくたつんですけど、もやがかかっていたのがすっと晴れてきた感じがします」
なんて何回か治療をしているとしばらくして突然告白するわけです。で、そのまま症状解消でめでたく卒業なんて人もいましたね。
まあ、もともと人間て自分でバランスをとって健康な状態を保とうとする作用を持っていますので針灸などの刺激療法を通じて、そのバランスを整えてあげればたいていの症状って解消しちゃうんですけどね。

ま、風邪薬や、精神抑制剤(一部段階を踏まないと副作用が起こりやすいものがあるそうです)や睡眠(導眠)剤あたりは勝手にやめてもあまり問題ないようですけどね。

ただ、心臓と血圧関係の薬、あと腎臓(糖尿など)関連の薬は素人判断は大変危険なので必ず『医師と相談してください』と念を押すことにしています。
またステロイドは長期間にわたり使っていると相当な反動がきます。今までステロイドで無理矢理抑えていた耐え難いかゆみがぶり返します。これが大変痒い。この反動の時期を経てステロイドを抜かないと体質が変わっていきませんのでアトピーの治療はかなり覚悟がいりますね。断っておきますが、まっとうな医師であればステロイドは対症療法=かゆみ止めに過ぎず、根治療法でも体質改善でもないことを知っています。一方で「せめてかゆみがない生活」をと対症的な治療を患者側でもすぐ望んでしまうのも問題の一つではあります。そのために、年齢に応じた身体の発育とともに自然な解消を待つか、解消されずに付き合うかというのが西洋医学的な現状のようです。
もちろん東洋医学での治療も相当な期間に及びますし、その間のかゆみや苦しみというのはついてまわります。術者にも患者さんにも継続する覚悟と強い治るという意思が必要な治療になります。

こういう薬依存になる前に治療できればと思うのですが、やはり皆さん病気になってから何とかしようというのが時代の流れのようですね。

最後に、総合感冒薬が危険だというニュースを掲載した手前、どうするかを書きましょう。
基本は身体を温かくして休養する。
間違っても『カコ○ールを飲んで頑張って』はいけません。
葛根湯を使う処方は飲んで身体を温めてよく身体を休める事が大事です。

冷たいものをさけ、食事も温かいものを中心に、飲むものもお茶は刺激が強い場合もあるのでぬるま湯くらい。糖分を控えてビタミン、ミネラルの豊富なものを食用するのがいいでしょう。
少し熱があがったらしめたものできちっと水分補給をしつつお休み下さい。
汗をかいたらそのままにせずふき取り着替えてくださいね。
※熱が上がりすぎた場合(39℃とか?)は速やかに医師と相談して解熱剤をお使いください。

ではまた。

泰心堂クオリティ 初回お試しコースの話

2006年10月11日
ども、泰心堂です。
10/13日号の地域新聞 習志野版
10/20号のフリーペーパーぱど 津田沼~幕張版
に広告と記事が載りますので該当地区の方はご覧になって予約いただけると幸いです。
これは公然の秘密ですが、泰心堂が配信している広告やパンフレットをお持ちになっていただいた方やご紹介を受けた方は初回に限ってですが基本の施術料の半額(2500円)でやらせていただいています。
なんでこんなことをしているか?というともっと皆様に鍼灸を知っていただきたいからです。

現在のところだいたい次のような方が利用するのがほとんどです
(うちではちょっと違いますが・・・)
1.どこへ行ってもたらいまわしにされて、どうしようもなくて高いけど鍼灸に・・・
2.西洋医学が信用できないから
3.針灸が効くって知っているから、実は安いって知っているから

本当は皆様が3.であればもっと積極的に使っていただけると思いますが、そう都合のいいことはありません。
やはり皆さん「鍼は痛い」、「灸は熱い」、鍼灸師は「怪しい」と思っていらっしゃいます。

そんなところに4~7000円(千葉県の場合)もはらって「一寸やってみようと思うでしょうか?」
第一、広告規制などのため院外から見えるところに大きく料金を表示する事はできませんし、広告に料金を載せることも禁止されています。保険の枠組みからも外れており基本的に自由診療で治療院によって金額設定もまちまち。
はたしてその価値があるのだろうか?

思いませんか?

だので泰心堂では、いくつかの方法で一度試してみようと思う方が受けやすいようにというサービスを提供しているわけです。

ただし、なんでもそうですが、気づいた人が得するのでなければ不公平ですね。だので受付ではその手順をしてきたかどうか伺って、手順をしてきた人限定でそのようなサービスをさせていただいています。

初回お試しコース(2500円)の紹介
1.泰心堂店頭においてあるパンフレットをお持ちになる。
2.WEBの「施術料金&時間」のページの中段くらい「この書類」をクリックしてファイルをダウンロード-印刷して記述して持ってくる。プリンターのない人はファイル内の予診表の内容をメモに書いてきていただければ十分です。
3.たまに出す泰心堂の広告が載っている媒介を持ってくる。
4.通院者の紹介
(待合室にあるものはご紹介いただくためのものです。お近くにお困りの方がいらしたらどうぞご紹介ください。)

などです。初回お試しだからと言って手抜きは一切ありません。通常の治療と同じような内容です。鍼に対する経験、感受性により適宜治療法を選択し丁寧に施術させていただきます。

ってなところですね。

慢性疲労症候群と鍼灸

2006年08月04日
確か今年の医道の日本(2006年1月号)の特集が「慢性疲労症候群」だった。
みのもんたの番組でも取り上げられるくらい名前だけはメジャーなものだけど・・・

あっさり言おう。「原因不明」の病気である。
・・・というか病気といっていいのかどうかも怪しい。

いろいろなところでいろいろなことを言っているので分かりやすくCDCの改訂基準(1994年)を取り上げよう。

慢性疲労症候群とはは通常の診察や検査では明らかな原因の見出せない
著しい疲労感(「少なくとも月に数日は疲労のため仕事を休まざるを得ない程度以上の疲労感」とされる)が 6か月以上持続し,
1).記憶または集中力の障害,
2).咽頭痛,
3).頸部または腋窩リンパ節の有痛性腫大,
4).筋痛,
5).多関節痛,
6).新たに出現した頭痛,
7).睡眠障害,
8).体動後の回復しにくい疲労感,の
8項目中4項目以上が
6か月以上存在した場合に成立するとされる。  

ま、なんだか分かりにくいが、疲労感のために仕事ができず社会生活に影響が出ているにもかかわらず、西洋医学ではどうして言いか分からないものをひっくるめて「慢性疲労症候群」と言っているわけだ。

なんて都合がいい名前なんでしょう。
慢性=長く続いてそれが日常化している状態
疲労=身体が疲れ、活力が出ない状態
症候群=同じような特徴を持つ状態の集まり。原因不明が多い

これっ東洋医学的にあっさり言うと「自然治癒力の極度の低下状態」だ。

私がいつも言っている「自然治癒力の高い、疲労から回復しやすい身体」とまったくの反対。
そう、つまり「鍼灸が効果的に働く可能性の高いケース」なんですね。

日本伝統鍼灸学会会長 首藤傳明先生の言によると「超浅刺が効く!」ということになるが、別に超浅刺でなくともきちっと病人を全体を診て手当てを施す本来の鍼灸治療であれば効果が期待できる。

ま、言ってしまえば長期間にわたりストレス(外部刺激)にさらされて疲労した状態を放置していた結果そうなるわけです。こういった症状を持つ方は特に睡眠障害を起こしやすい。眠りが浅くて疲れが抜けない、不眠症気味であるとか・・・これは身体のサインを無視せざるを得なかった社会環境の悪影響でしょう。
人間、「眠いときには寝る」ように仕事をできるだけ調整することが大事です。眠いのに寝られないを長期間繰り返すと、身体が眠ることに拒否反応を起こして本当に眠れなくなります。これが睡眠障害です。ここまで来るとなかなか自分で立て直すのが難しくなります。

睡眠薬、導眠薬などがあるから大丈夫?
ふざけたこと言わないでください。
いつまで飲み続ける気ですか?

睡眠薬などは基本的に身体にとって「毒」です。短期間であれば確かに「毒を持って毒を制す」は通用します。しかし長期にわたれば「毒に対する耐性ができるか」、「毒に蝕まれる」ことになります。
前者が「最近飲んでも寝られないんだよね。量増やすかな?」につながり、後者が「身体の調子が芳しくない」に繋がってきます。もう、ここまできたら自分で立て直すのは非常に難しくそれこそ年単位の食養と手当てが必要になってきます。

そんなの時間の無駄でしょう?
疲れを溜め込む前に、身体を整えて、疲れから回復しやすい身体を作る努力をしてください。これこそが東洋医学の本旨、「未だ病まざるを治す」です。

自分の身体は自分で守る。それは何も自分のためだけではありません。
あなた支えてくれる家族、あなたが支えたいい人々のためにまず健康でいることを考えてくださいね。

東洋医学はそんなあなたの生活を支える先人たちの知恵でできています。

泰心堂

鍼灸と民間療法

2006年07月27日
聞かれてしまうのでどうしても答えなければならないのでいつも苦慮していることがあります。

「鍼灸って民間療法でしょ効くの?」

これ違います。鍼灸は医術です。
世界中で、そして日本でも西洋医学の欠点を補う「代替医療」として期待され公式に認可されているものです。

ま、発祥からすると西洋医学と同列に扱われるべきものですが、西洋医学優勢の世の中、西洋医学中心に考えると東洋医学は補完的立場になるでしょう。

民間療法とは、各国によって基準が違うので日本国内に限定しますが、次のものが挙げられます。
整体、操体、気功、波動、カッピング療法、カイロプラクティス、無免許マッサージ・・・まあ他にも微弱電流を流したりといろいろありますが・・・。

一応、法律上は化学的根拠のないものや、傷害行為を含むものですね。
これらは「医業」として営業を許可されていません。
ま、認可を受けていない宗教法人もどきと同じ扱いです。信じるものは救われる。事故と通報されない限り営業できる状態。問題を起こさなければいいか?見たいな扱いですが、営業妨害なので行政の手を入れてほしいところです。
(この間、みえたお客様。通っても正座ができないと仰っていましたが、足先に鍼一本打ったら帰りには正座してましたよ。でも鍼灸は高いだけで効果ないと言われたとさ。うち週2回来いなんてめったに言わないからそちら1週間分で5~6回来れるよ。でも調子が良いそうで来てません。)

一方で鍼術、灸術、按摩マッサージ指圧術などは筋肉に対する効果や血液成分への働きなど科学的な研究もされ、必要な特殊教育を受け、定められた国家試験に合格することで営業することを許されています。

ま、業者と事を構える気もありませんので次のように思ってください。

医業・・・病院、診療所、按摩マッサージ指圧院、はり院、きゅう院、整骨院(接骨院・・・業者的な方もいらっしゃいますが。)
民間療法・・・上記を除くもの。

一応、私は野球にたとえて、プロとアマチュアと言っています。プロは規定の条件をクリアしなければなりませんが、アマチュアは別に必要ありませんから。でもどんなに上手でもアマチュアはアマチュアです。それを仕事にはできません。

念のために言っておきますが
「ああ、こんなにも背骨が歪んでいる!」
なんて表現をいちいち真に受けないでください骨が曲がっていく側彎症とか、ズレてしまう腰椎すべり症、骨粗しょう症やリウマチに伴う骨変形など重度の病気をを除いてたいしたもんではありません。単に生活の中でバランスを保つべく筋肉に力を入れた結果そうなっているだけですので、はりや灸でさくっと整ってしまいます。別段、ばきばきならす必要性も、毎日通う必要性もありません。
(背後に原因となる病因が隠れている場合は週一回とか定期的に通ったらとは言いますがね。)

うちに来る患者さんに横すわりが片側がうまくできない方いますが、たいてい、はり一本で帰りに両方坐れるようになっていますから。その程度のものなんです。こちらは医術のレベルで「治癒」を目的とした整体術を継承しているのですから。

「骨盤が歪んでいる」とか、「背骨が曲がっている」とかしか言わない業者の言葉をどうか真に受けないでください。筋肉をきちっとほぐせば戻りますから。

ちなみに
1.手でほぐすことは按摩マッサージ指圧師の業務
2.道具を使ってほぐすことははり師の業務
3.温熱刺激を使ってほぐすことはきゅう師の業務
になります。
ま、この範囲に含まれないのは気功と心理療法くらいなものですかね?

あと、はり師、きゅう師の免許だけでクイックマッサージに勤めているはり師、きゅう師これも免許違反になりますのでクイックマッサージに行かれる際は「按摩マッサージ指圧師」の免許を確認のうえ受療すると安心できるかと思います。少なくとも力任せにやられてかえって酷くなったという確率は低くなると思われます。

つらいのは分かりますから、相手方は良く選びましょうね。
うち来てくれたらそりゃ嬉しいけどね。

ああ、念のため整体など民間療法が効かないとはどこにも書いてません。
単純に、本来営業できないはずの人たちですよと書いています。
あはき法17条 医業類似行為の禁止について文言解釈に基づく書き方です。(医師法にも規定があります)