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2025年07月13日
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いきなり寒くなる・・・
2008年09月29日
どうも、泰心堂です。
週明けの月曜日、いきなり気温が下がりましたね。
ただいまの室温24.6℃。
数字だけ見るとあまり寒い印象はないのですが外は雨ですし、前日までなんだかんだ言いながらも室温が27℃を超えていましたからそれからすると冷えたな~という感じがします。
この季節、特に寝冷えなどから来る風邪の症状(寒さで体力もってかれ、免疫力も下がりがちなので)を訴える方が多い。
布団などはもう少し厚手のものをすぐに取り出せる状態にしておいたほうがいいのかもしれないですね。
さて、今日の患者さん。
『めまい』。この方は季節の変わり目に顔を出す方で前回は梅雨に見えましたね。
久しぶりの方なんで、住所変更やら基本情報(疾病歴などを含む)がないか、仕事/生活習慣を変えたかどうかなどをチェックした上で具体的に身体を診ていきました。
今回は前回とは違って発作的なめまいが出ている最中ではなく出てしばらく(1週間ほど)してからきているので、症状を止めるというよりも症状が起こしたからだの調整という形でした。
めまいなど自律神経症状やら内臓関係のものはその場でぴたり止まる、治るというものでもなく、『施術→休養→経過観察/効果判定』という形になるので痛み疾患に比べて解りにくい部分がありますが、この方は過去2度にわたる来院ですでに信頼関係ができていますから、その辺はいつもどおりってことで施術に入りました。
特徴としてこの方は上腹部、特に肋骨のすぐ下の部位が硬く、左鼠径部を圧すと響く痛みがあります。後頭部、特にツボで言うと左右の天柱-風池ラインに強い強張りがみえるのと僧帽筋の緊張が具体的に触れます。背骨のバランスを診てみると、頚からまっすぐ仙骨のほうへ下ろしてみると、何箇所か筋の緊張によるアンバランスが見て取れます。
そのほかいくつかの徴候=施術の目印、指標をとった上で手続きに従ってアプローチ。
今回は某所で学んだ『揺らし』を使った上で身体の緊張をとっていこうということで、まずは『揺らし』を静かにかけつつからだの動きの滞りを診ていきます。揺らしをかけるメリットは『微震動が身体の緊張、筋のテンションを下げてくれる』ということでしょか?鍼が初めての方や鍼に過敏な方で緊張がほどけにくいタイプの方は先にかけておくと鍼が通りやすいような印象があります。
揺らしを2~3分かけ、身体の緊張をすこしほどいた上でお腹を確認し、背中を改めて診て、いつもどおりの手順へ。丁寧に銀鍼を身体が要求する分だけ沈め、身体の反応、指標の変化を確認した上で次へ。
2箇所目で確認しておいた天柱-風池の頚の付け根ラインの緊張が緩んだので終了。
時間は20~30分程度。
あとはこの患者さんの身体次第。翌週に「もう一回やりましょう」ということで次回の予約を取り終了しました。
※この方は忙しい方なんで週1回が限度。急に起こった症状はできるだけ短い期間で対応しておきたいこともあり、人によっては週2~3回来るように伝えることもあります。
・・・とま、今日の印象に残った症例はこんなところでしょうか?
ども、うちの治療院はめまいと相性が良いようで、めまい関連の患者さんが増えています。このままめまい専門とか特化していこうかな?
それではまた。
週明けの月曜日、いきなり気温が下がりましたね。
ただいまの室温24.6℃。
数字だけ見るとあまり寒い印象はないのですが外は雨ですし、前日までなんだかんだ言いながらも室温が27℃を超えていましたからそれからすると冷えたな~という感じがします。
この季節、特に寝冷えなどから来る風邪の症状(寒さで体力もってかれ、免疫力も下がりがちなので)を訴える方が多い。
布団などはもう少し厚手のものをすぐに取り出せる状態にしておいたほうがいいのかもしれないですね。
さて、今日の患者さん。
『めまい』。この方は季節の変わり目に顔を出す方で前回は梅雨に見えましたね。
久しぶりの方なんで、住所変更やら基本情報(疾病歴などを含む)がないか、仕事/生活習慣を変えたかどうかなどをチェックした上で具体的に身体を診ていきました。
今回は前回とは違って発作的なめまいが出ている最中ではなく出てしばらく(1週間ほど)してからきているので、症状を止めるというよりも症状が起こしたからだの調整という形でした。
めまいなど自律神経症状やら内臓関係のものはその場でぴたり止まる、治るというものでもなく、『施術→休養→経過観察/効果判定』という形になるので痛み疾患に比べて解りにくい部分がありますが、この方は過去2度にわたる来院ですでに信頼関係ができていますから、その辺はいつもどおりってことで施術に入りました。
特徴としてこの方は上腹部、特に肋骨のすぐ下の部位が硬く、左鼠径部を圧すと響く痛みがあります。後頭部、特にツボで言うと左右の天柱-風池ラインに強い強張りがみえるのと僧帽筋の緊張が具体的に触れます。背骨のバランスを診てみると、頚からまっすぐ仙骨のほうへ下ろしてみると、何箇所か筋の緊張によるアンバランスが見て取れます。
そのほかいくつかの徴候=施術の目印、指標をとった上で手続きに従ってアプローチ。
今回は某所で学んだ『揺らし』を使った上で身体の緊張をとっていこうということで、まずは『揺らし』を静かにかけつつからだの動きの滞りを診ていきます。揺らしをかけるメリットは『微震動が身体の緊張、筋のテンションを下げてくれる』ということでしょか?鍼が初めての方や鍼に過敏な方で緊張がほどけにくいタイプの方は先にかけておくと鍼が通りやすいような印象があります。
揺らしを2~3分かけ、身体の緊張をすこしほどいた上でお腹を確認し、背中を改めて診て、いつもどおりの手順へ。丁寧に銀鍼を身体が要求する分だけ沈め、身体の反応、指標の変化を確認した上で次へ。
2箇所目で確認しておいた天柱-風池の頚の付け根ラインの緊張が緩んだので終了。
時間は20~30分程度。
あとはこの患者さんの身体次第。翌週に「もう一回やりましょう」ということで次回の予約を取り終了しました。
※この方は忙しい方なんで週1回が限度。急に起こった症状はできるだけ短い期間で対応しておきたいこともあり、人によっては週2~3回来るように伝えることもあります。
・・・とま、今日の印象に残った症例はこんなところでしょうか?
ども、うちの治療院はめまいと相性が良いようで、めまい関連の患者さんが増えています。このままめまい専門とか特化していこうかな?
それではまた。
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不幸は対岸の火事じゃない
2008年09月11日
ええと断っておきます。
ぶっちゃけ今日は愚痴です。ええ、愚痴です。読み飛ばしてください。
どうも、泰心堂です。
今週、来週といろいろと物事が動き出す週なんですが・・・悪いほうに動かんでも・・・。
今朝いつものように家を出て原付を止めてある駐輪場へ。いつもの位置に止めてある見慣れた原付にキーを・・・
・
・
・
ないじゃん!?
ええと盗難にあったようです。
車種は HONDA(本田)のSuperDio。
色は黒、
前カゴつき、ミラーが丸型(通常Dioは横長の四角のミラー)
プレートが『習志野市 み 6360』
習志野市の駐輪場に登録してありますので荷台付近に登録証のシールが前年のとあわせて二枚貼ってあります。
鍵は持っていますのでたぶんキーボックスのところが壊されていて直付け(コードむき出しの直接つなぎ)になっているのではないかと予想されます。
見かけた人は警察または最寄の派出所、もしくは泰心堂はりきゅう院047-404-5225に一報ください。
・・・ということで、通勤/往診の足がなくなってしまいました。
往診の方、ご迷惑をおかけしますが時間を変更させていただくなどご相談させていただきます。
・・・つ~か、これのせいで午前の診療半分キャンセルさせていただきました。
盗難届けの提出に、現場検証、車体番号などの確認に販売店さんに協力いただいたり・・・えらい大変でした。
出てくることを期待しつつ、次の対応を考えねば・・・ああ、無駄な出費が・・・。
しっかしこういうのを盗む人ってどういう神経しているのでしょうね?
ぶっちゃけ今日は愚痴です。ええ、愚痴です。読み飛ばしてください。
どうも、泰心堂です。
今週、来週といろいろと物事が動き出す週なんですが・・・悪いほうに動かんでも・・・。
今朝いつものように家を出て原付を止めてある駐輪場へ。いつもの位置に止めてある見慣れた原付にキーを・・・
・
・
・
ないじゃん!?
ええと盗難にあったようです。
車種は HONDA(本田)のSuperDio。
色は黒、
前カゴつき、ミラーが丸型(通常Dioは横長の四角のミラー)
プレートが『習志野市 み 6360』
習志野市の駐輪場に登録してありますので荷台付近に登録証のシールが前年のとあわせて二枚貼ってあります。
鍵は持っていますのでたぶんキーボックスのところが壊されていて直付け(コードむき出しの直接つなぎ)になっているのではないかと予想されます。
見かけた人は警察または最寄の派出所、もしくは泰心堂はりきゅう院047-404-5225に一報ください。
・・・ということで、通勤/往診の足がなくなってしまいました。
往診の方、ご迷惑をおかけしますが時間を変更させていただくなどご相談させていただきます。
・・・つ~か、これのせいで午前の診療半分キャンセルさせていただきました。
盗難届けの提出に、現場検証、車体番号などの確認に販売店さんに協力いただいたり・・・えらい大変でした。
出てくることを期待しつつ、次の対応を考えねば・・・ああ、無駄な出費が・・・。
しっかしこういうのを盗む人ってどういう神経しているのでしょうね?
不妊症の治療
2008年09月09日
手元に『東洋医学 鍼灸ジャーナル vol.4 September 2008』(緑書房 \1,500-)がある。
この雑誌、今年創刊の雑誌で今号で4冊目。
お世話になった、小林詔司先生、中谷哲先生ら母校の先生(小林先生は既に退官されています)があわせてもう4回登場している。
症例も二つのお題で紹介している。(小林-うつ病と積聚治療、中谷-不妊症と積聚治療)
そんなに表に出てくる流派だったけ?と思わず思ってしまった。
今回のVol.4が症例クローズアップとして取り上げているのが『不妊症へのアプローチ』。
ってなことで興味深く中谷先生を含めた今回の症例を眺めてみる。
・・・やはり回数かかっているよねってのが正直な感想。
積聚治療の場合、基本は週1~2回。
ある例では81診・・・月4回として20ヶ月、この例では約26ヶ月かかったそうだ。
その他の例でもやはり不妊症の治療に対する鍼治療は回数がかかる。目安としては一年くらいだろうか。
それだけ体に深刻な冷え(積聚治療独特の言い方。機能が低下しているの意)が背後にあるのだろう。
当院ではというと・・・不妊治療専門と言うわけではない。
ただ、他の疾患でお見えになった方が実は・・・と言い出すケースは少なくはない。
私ができることは、妊娠を確約することではなく、あくまでも目の前の体の冷えの程度を診て、その冷えを解消するようにと愚直に施術を繰り返すことだけ。
今のところうまく言っている様で、昨年から今年に掛けてあわせて13名の出産の報告を受けた。ほんと、幸運なことだ。
確かに特効穴の類の話がないわけではないが、果たして効果はというと定かではない。あくまでも結果が出たのであって、論理的ではないし、再現性は?と言われても微妙。何せ、特効穴ってのはピンポイントの話。当たれば儲け物というのが正直な感想だ。
だからこそ、古典的な脈を診て、体の情報を集めて、体の状態を類推した上で、治療の方針を決め、丹念にツボを探し丁寧に鍼を操作するというごくごく基本的なところに立ち返るのである。
さて、不妊治療・・・私は不妊症の治療というべきだと思うのだが、これを行うにはどうしても患者さんの側の協力が必要である。一つは、指定した治療のペースで通っていただくこと。これが最大の問題。
「今までずっと不妊治療をやってきましたが限界を感じました。東洋医学に最後の望みをかけたいんです!」
と意気込まれても残念ながら1~2回で済むなんて話にはならない。そうなればラッキーてなもんだ。
体を整えて、良好な状態を保つには少なくとも傷め続けてきた時間に応じた時間がかかる。TVゲームのように電源入れなおせば完全回復なんてことはなく、傷んだ体を立て直すにはそれなりに手をいれ、時間をかけ労わってあげなければならない。
だので治療者側にも根気が必要だが、皆さんのほうにこそ根気が必要ですね。
あと聞かれるのが、いわゆる病院で行う不妊治療との兼ね合いですね。東洋医学は現在目の前にあるからだを問題にし、身体が持っている力を利用しているのですから妙な副作用はありません。併用しても問題はありません。
だので東洋医学で体の『気』のバランスを取りつつ、不妊治療をすることは体の負担を減らす意味でも非常に良いものですね。
すべてのケースにおいて成功するとは言えませんが、きっと皆さんの後押しをしてくれると思います。
興味のある方はご相談下さい。
この雑誌、今年創刊の雑誌で今号で4冊目。
お世話になった、小林詔司先生、中谷哲先生ら母校の先生(小林先生は既に退官されています)があわせてもう4回登場している。
症例も二つのお題で紹介している。(小林-うつ病と積聚治療、中谷-不妊症と積聚治療)
そんなに表に出てくる流派だったけ?と思わず思ってしまった。
今回のVol.4が症例クローズアップとして取り上げているのが『不妊症へのアプローチ』。
ってなことで興味深く中谷先生を含めた今回の症例を眺めてみる。
・・・やはり回数かかっているよねってのが正直な感想。
積聚治療の場合、基本は週1~2回。
ある例では81診・・・月4回として20ヶ月、この例では約26ヶ月かかったそうだ。
その他の例でもやはり不妊症の治療に対する鍼治療は回数がかかる。目安としては一年くらいだろうか。
それだけ体に深刻な冷え(積聚治療独特の言い方。機能が低下しているの意)が背後にあるのだろう。
当院ではというと・・・不妊治療専門と言うわけではない。
ただ、他の疾患でお見えになった方が実は・・・と言い出すケースは少なくはない。
私ができることは、妊娠を確約することではなく、あくまでも目の前の体の冷えの程度を診て、その冷えを解消するようにと愚直に施術を繰り返すことだけ。
今のところうまく言っている様で、昨年から今年に掛けてあわせて13名の出産の報告を受けた。ほんと、幸運なことだ。
確かに特効穴の類の話がないわけではないが、果たして効果はというと定かではない。あくまでも結果が出たのであって、論理的ではないし、再現性は?と言われても微妙。何せ、特効穴ってのはピンポイントの話。当たれば儲け物というのが正直な感想だ。
だからこそ、古典的な脈を診て、体の情報を集めて、体の状態を類推した上で、治療の方針を決め、丹念にツボを探し丁寧に鍼を操作するというごくごく基本的なところに立ち返るのである。
さて、不妊治療・・・私は不妊症の治療というべきだと思うのだが、これを行うにはどうしても患者さんの側の協力が必要である。一つは、指定した治療のペースで通っていただくこと。これが最大の問題。
「今までずっと不妊治療をやってきましたが限界を感じました。東洋医学に最後の望みをかけたいんです!」
と意気込まれても残念ながら1~2回で済むなんて話にはならない。そうなればラッキーてなもんだ。
体を整えて、良好な状態を保つには少なくとも傷め続けてきた時間に応じた時間がかかる。TVゲームのように電源入れなおせば完全回復なんてことはなく、傷んだ体を立て直すにはそれなりに手をいれ、時間をかけ労わってあげなければならない。
だので治療者側にも根気が必要だが、皆さんのほうにこそ根気が必要ですね。
あと聞かれるのが、いわゆる病院で行う不妊治療との兼ね合いですね。東洋医学は現在目の前にあるからだを問題にし、身体が持っている力を利用しているのですから妙な副作用はありません。併用しても問題はありません。
だので東洋医学で体の『気』のバランスを取りつつ、不妊治療をすることは体の負担を減らす意味でも非常に良いものですね。
すべてのケースにおいて成功するとは言えませんが、きっと皆さんの後押しをしてくれると思います。
興味のある方はご相談下さい。
スポーツと針灸と
2008年08月22日
どうも、泰心堂です。
ええといつものやつからいきましょうね。
週末は土日ともまだ空きがありますが、外に出る用事があるので電話一本かけて時間を確認してからおいでください。
来週は・・・卒業生(治療終了者)が出た関係で月~水の午後、土曜に空きがあります。
ねらい目ですよ♪
さて、今日は『スポーツと針灸と』ってな表題ですが、ま、そんな堅苦しい話ではありません。・・・というか毎度毎度堅苦しい話って疲れますんで・・・ええと、誰ですか?気の抜けた話をしていることのほうが多い癖にと言った人。
ま、とりあえず・・・始めましょうか?
ええと『スポーツと針灸と』とか言うとですね、大上段に構えて、目的~とか意義~とか、モデルケースとか話したがる方ってのが業界にも多数いらっしゃいます。
ま~、それはそれで全然オッケーなんですけどね。情報公開してくれる人が増えれば増えるほど、参考にできるネタが増えるので喜ばしいことです。
でもね、楽天のほうでもぷちっと漏らしましたが、一対一で反応を診ながら行う医療技術にEBMってのは微妙な話です。
たとえば「肩の動きが悪い」ってのが情報であれば、どの方向に、どの程度動くのか/動かないのか?ってのを把握した上で、問題がどこか?ってのを診ながら頭の中だけでなく具体的に手をふれアプローチするわけです。つまり逐一反応を確認しながら臨機応変に触覚情報を元に反射的に治療しているのであるから、そんな毎回決まったやり方をしているはずがないのです。
まさにカスタム、まさにmade to order(オーダーメイドは和製英語)な治療技術なわけですよ。
だから「こんなときにこうしたら、うまくいった」と言う話はいくらでもほしいのですが、「それがEBMであるか」どうかなんぞ現場の私らにはど~だっていいことなんですよね、実際。
・・・と脱線。
なので、私が『スポーツと針灸と』ってな話で言いたいことは、単に自分がスポーツをしてそのケアに針灸を実際に使っていてけっこう良い感じであること。そしてそれをどうにかしてうまく使えないかな?ってなこと。
正直使えない話には興味がない。
やはり、実学におろしてこなけりゃ使えない。
ま、『手掌』を使ったセルフケアの話はどっちかというと傷める前のコンディショニングの話。
これどう活用しているかといえば、私の場合は、【呼吸の管理】(喘息を抱えているためにどうしても呼吸器系が弱い)と【慢性腰痛の管理】(若い頃に無茶して腰を傷めた影響)。普段から刺激しておくと普段から元気に活動できる。
スポーツなどのシーンで問題になるのは大きく分けて二つ。
1.運動器(筋・関節)の痛み
2.運動器(筋・関節)の違和感による可動域制限
体調不良とかはコンディショニングの話なのでとりあえず放っておこう。
これら即時的な(その場で起こっている)ものは、やはりその場で対処しておいたほうが早い。
ってなことで、私たち専門家がやるのがま、一番と言えば一番かもしれないが、そうそう都合よく専門家なんぞ転がっていない。
ってなことで自分たちでできる方法がないか?とスポーツに携わるものも考えている。
そ・こ・で・・・だ。
1.セルフケアの段階
2.専門家によるケアの段階
の1.の範囲を広げる方法を提案できないだろうか?と思うわけ。
通常セルフケアとかいうと皆さん、シップ薬とテーピングを思い浮かべるのですが、シップは一時的な『消炎鎮痛』であり、過度な使用は『炎症を阻害し回復を遅らせる』、直接患部を治すものではない。・・・というか治す自体は持っていなく、単に体が勝手に治しているだけのこと。実際のところあまり必要ない。
テーピングは本来『動きを制限』することで『患部を保護』するものであって、なおすものではない。
・・・ってな感じでなかなか直接回復に繋がるものがない。
なんか何かないかな~?と周りを見渡したときに目に付くのが、『皮内鍼』、『円皮鍼』と言われる鍼。
これや、これらに類する道具を使って何かできないかな?と考えているわけだ。
・・・と長くなったのでこの話はまた今度。
ええといつものやつからいきましょうね。
週末は土日ともまだ空きがありますが、外に出る用事があるので電話一本かけて時間を確認してからおいでください。
来週は・・・卒業生(治療終了者)が出た関係で月~水の午後、土曜に空きがあります。
ねらい目ですよ♪
さて、今日は『スポーツと針灸と』ってな表題ですが、ま、そんな堅苦しい話ではありません。・・・というか毎度毎度堅苦しい話って疲れますんで・・・ええと、誰ですか?気の抜けた話をしていることのほうが多い癖にと言った人。
ま、とりあえず・・・始めましょうか?
ええと『スポーツと針灸と』とか言うとですね、大上段に構えて、目的~とか意義~とか、モデルケースとか話したがる方ってのが業界にも多数いらっしゃいます。
ま~、それはそれで全然オッケーなんですけどね。情報公開してくれる人が増えれば増えるほど、参考にできるネタが増えるので喜ばしいことです。
でもね、楽天のほうでもぷちっと漏らしましたが、一対一で反応を診ながら行う医療技術にEBMってのは微妙な話です。
たとえば「肩の動きが悪い」ってのが情報であれば、どの方向に、どの程度動くのか/動かないのか?ってのを把握した上で、問題がどこか?ってのを診ながら頭の中だけでなく具体的に手をふれアプローチするわけです。つまり逐一反応を確認しながら臨機応変に触覚情報を元に反射的に治療しているのであるから、そんな毎回決まったやり方をしているはずがないのです。
まさにカスタム、まさにmade to order(オーダーメイドは和製英語)な治療技術なわけですよ。
だから「こんなときにこうしたら、うまくいった」と言う話はいくらでもほしいのですが、「それがEBMであるか」どうかなんぞ現場の私らにはど~だっていいことなんですよね、実際。
・・・と脱線。
なので、私が『スポーツと針灸と』ってな話で言いたいことは、単に自分がスポーツをしてそのケアに針灸を実際に使っていてけっこう良い感じであること。そしてそれをどうにかしてうまく使えないかな?ってなこと。
正直使えない話には興味がない。
やはり、実学におろしてこなけりゃ使えない。
ま、『手掌』を使ったセルフケアの話はどっちかというと傷める前のコンディショニングの話。
これどう活用しているかといえば、私の場合は、【呼吸の管理】(喘息を抱えているためにどうしても呼吸器系が弱い)と【慢性腰痛の管理】(若い頃に無茶して腰を傷めた影響)。普段から刺激しておくと普段から元気に活動できる。
スポーツなどのシーンで問題になるのは大きく分けて二つ。
1.運動器(筋・関節)の痛み
2.運動器(筋・関節)の違和感による可動域制限
体調不良とかはコンディショニングの話なのでとりあえず放っておこう。
これら即時的な(その場で起こっている)ものは、やはりその場で対処しておいたほうが早い。
ってなことで、私たち専門家がやるのがま、一番と言えば一番かもしれないが、そうそう都合よく専門家なんぞ転がっていない。
ってなことで自分たちでできる方法がないか?とスポーツに携わるものも考えている。
そ・こ・で・・・だ。
1.セルフケアの段階
2.専門家によるケアの段階
の1.の範囲を広げる方法を提案できないだろうか?と思うわけ。
通常セルフケアとかいうと皆さん、シップ薬とテーピングを思い浮かべるのですが、シップは一時的な『消炎鎮痛』であり、過度な使用は『炎症を阻害し回復を遅らせる』、直接患部を治すものではない。・・・というか治す自体は持っていなく、単に体が勝手に治しているだけのこと。実際のところあまり必要ない。
テーピングは本来『動きを制限』することで『患部を保護』するものであって、なおすものではない。
・・・ってな感じでなかなか直接回復に繋がるものがない。
なんか何かないかな~?と周りを見渡したときに目に付くのが、『皮内鍼』、『円皮鍼』と言われる鍼。
これや、これらに類する道具を使って何かできないかな?と考えているわけだ。
・・・と長くなったのでこの話はまた今度。
閑話休題。
2008年08月18日
ども、泰心堂です。
昨日は早上がりとし、午後は某所で勉強会に参加してきました。
勉強会と言えども、別に頭だけ使うわけでなく身体を動かすのがメインだったりする不思議な集まりです。
とおくで祭囃子が聞こえる中、ばたばたと投げられ、組み伏せられていました。
いや、でも不思議ですね。
ちょっと無造作に手を掴んだだけにみえて、逃げられなくされていたり、逃げる方向をコントロールされたり、組み伏せられたり・・・
しかも、組み伏せられた後は片手で手を押さえられているだけにもかかわらず動けなくされたりとなかなか不思議な体験です。
もちろん自分たちもお互いにその手順にしたがって技を掛け合ったんですけど・・・これが奇妙なことに力を入れようとすると途端に動かなくなり、力を抜いて動くほうが相手を大きく崩せる。またあからさまな牽引をかけても動きを制すことができず、わずかに膝などを使って軽くテンションをかけるだけで動けなくなるなど。
体験するとわかることですが、人の身体を自由にするのも、不自由にするのもそんなに力む必要はないのですね。
貴重な体験をした一日でした。
あとは体感したことをどのようにフィードバックするかですね。
昨日は早上がりとし、午後は某所で勉強会に参加してきました。
勉強会と言えども、別に頭だけ使うわけでなく身体を動かすのがメインだったりする不思議な集まりです。
とおくで祭囃子が聞こえる中、ばたばたと投げられ、組み伏せられていました。
いや、でも不思議ですね。
ちょっと無造作に手を掴んだだけにみえて、逃げられなくされていたり、逃げる方向をコントロールされたり、組み伏せられたり・・・
しかも、組み伏せられた後は片手で手を押さえられているだけにもかかわらず動けなくされたりとなかなか不思議な体験です。
もちろん自分たちもお互いにその手順にしたがって技を掛け合ったんですけど・・・これが奇妙なことに力を入れようとすると途端に動かなくなり、力を抜いて動くほうが相手を大きく崩せる。またあからさまな牽引をかけても動きを制すことができず、わずかに膝などを使って軽くテンションをかけるだけで動けなくなるなど。
体験するとわかることですが、人の身体を自由にするのも、不自由にするのもそんなに力む必要はないのですね。
貴重な体験をした一日でした。
あとは体感したことをどのようにフィードバックするかですね。
筋トレの間隔
2008年08月06日
前回に引き続き筋トレ関係の話ですね。
どうも、泰心堂です。
ええとですね、筋トレの話になると必ずついて回るのが、
1.どれくらいやったらいいですか?
2.どの程度の頻度でやれば良いのか?
ってな話ですね。
基本的に・・・筋トレを回数で定義するのはかなり無理があります。
それはですね、厳密に人の筋力の限界を求めることはできないからです。ぶっちゃけ気分のむらによって力の出方変わりますし、経絡を知っているこちらの業界の方であればちょっと刺激することで筋力を低下させたり、戻したりすることさえできます。
なのであくまでも目安に過ぎない。
腕立て伏せ10回と言ったところで、1~2回しかできない人だっている。
回数はあまり参考にならない。
また、目的によってどの程度追い込むかとかいろいろある。
たとえば・・・ダイエット目的などで代謝をあげるだけでしたら、軽く発汗する程度で十分。
でも、筋トレっていうならやぱり『オールアウト』を目指さなければ意味がない。・・・ってオールアウトって何ぞ?って思ったでしょう。簡単に言えば「もう一回があがらない」ってな状態。
ここまでやらないと『筋肥大』が起こりにくい。
逆に言ってしまえば筋肥大=筋力アップを目指す筋トレはオールアウトしない限り何回やろうと非効率なわけ。
回数できたからといって回数だけ増やして喜んでいるトレーニングは意味ないし、みなでいっせいにカウントし同じ数だけ繰り返すトレーニングは正直無駄。
裏技としては擬似オールアウトを作る【加圧トレーニング】なんかもありますけどね。
さて、頻度の話。
ま、代謝をあげる目的であれば筋疲労はたいして溜まらないので毎日のようにアイドリングをさせるような感じでやってもかまわない。
が、これ果たして筋力アップのための筋トレとは言えるのだろうか?
一方、オールアウトが基本の筋力アップを目指す筋トレの場合、同じ筋肉を連続して酷使すると負傷のリスクが高まるし、回復の時間が取れない。筋線維のダメージ回復には一般に24~48時間必要といわれる。その時間はむしろ休ませないとならない。
※特殊なトレーニングとして連続して同一部位を酷使した後に回復を促すものもないわけではないが、非常にリスクが高い。
こう考えていくと【筋トレ】の頻度は通常は【週2~3回】が限度ということになる。
通常は・・・と書いたからには特殊な方法がある。それはですね部位別にトレーニングを分け、上半身の日、下半身の日などというように曜日ごとにトレーニング部位を変える方法である。だけど、これ、ぶっちゃけ休息のタイミングが難しかったりする。
また、休息のとり方によってもトレーニングプログラムの作り方は変わってしまいます。
たとえばトレーニングの翌日はまったく何もしないという完全休養(消極的休養)も良いでしょう。
しかし、【代謝活性化】という視点から見ると無理のない範囲で動き血流を増加させ代謝量を増やすジョギングなどを組み込んだ積極的休養を組み合わせたほうが実は疲労回復が早い。
この兼ね合いはなかなか難しい。
・・・と、今日はこの辺で。
どうも、泰心堂です。
ええとですね、筋トレの話になると必ずついて回るのが、
1.どれくらいやったらいいですか?
2.どの程度の頻度でやれば良いのか?
ってな話ですね。
基本的に・・・筋トレを回数で定義するのはかなり無理があります。
それはですね、厳密に人の筋力の限界を求めることはできないからです。ぶっちゃけ気分のむらによって力の出方変わりますし、経絡を知っているこちらの業界の方であればちょっと刺激することで筋力を低下させたり、戻したりすることさえできます。
なのであくまでも目安に過ぎない。
腕立て伏せ10回と言ったところで、1~2回しかできない人だっている。
回数はあまり参考にならない。
また、目的によってどの程度追い込むかとかいろいろある。
たとえば・・・ダイエット目的などで代謝をあげるだけでしたら、軽く発汗する程度で十分。
でも、筋トレっていうならやぱり『オールアウト』を目指さなければ意味がない。・・・ってオールアウトって何ぞ?って思ったでしょう。簡単に言えば「もう一回があがらない」ってな状態。
ここまでやらないと『筋肥大』が起こりにくい。
逆に言ってしまえば筋肥大=筋力アップを目指す筋トレはオールアウトしない限り何回やろうと非効率なわけ。
回数できたからといって回数だけ増やして喜んでいるトレーニングは意味ないし、みなでいっせいにカウントし同じ数だけ繰り返すトレーニングは正直無駄。
裏技としては擬似オールアウトを作る【加圧トレーニング】なんかもありますけどね。
さて、頻度の話。
ま、代謝をあげる目的であれば筋疲労はたいして溜まらないので毎日のようにアイドリングをさせるような感じでやってもかまわない。
が、これ果たして筋力アップのための筋トレとは言えるのだろうか?
一方、オールアウトが基本の筋力アップを目指す筋トレの場合、同じ筋肉を連続して酷使すると負傷のリスクが高まるし、回復の時間が取れない。筋線維のダメージ回復には一般に24~48時間必要といわれる。その時間はむしろ休ませないとならない。
※特殊なトレーニングとして連続して同一部位を酷使した後に回復を促すものもないわけではないが、非常にリスクが高い。
こう考えていくと【筋トレ】の頻度は通常は【週2~3回】が限度ということになる。
通常は・・・と書いたからには特殊な方法がある。それはですね部位別にトレーニングを分け、上半身の日、下半身の日などというように曜日ごとにトレーニング部位を変える方法である。だけど、これ、ぶっちゃけ休息のタイミングが難しかったりする。
また、休息のとり方によってもトレーニングプログラムの作り方は変わってしまいます。
たとえばトレーニングの翌日はまったく何もしないという完全休養(消極的休養)も良いでしょう。
しかし、【代謝活性化】という視点から見ると無理のない範囲で動き血流を増加させ代謝量を増やすジョギングなどを組み込んだ積極的休養を組み合わせたほうが実は疲労回復が早い。
この兼ね合いはなかなか難しい。
・・・と、今日はこの辺で。
ちょっとだけスポーツ系の話を・・・
2008年08月05日
どうも、泰心堂です。
恒例のやつサボっただろ!とお叱りの言葉をいただいてしまいました。
・・・ま、言い訳はすまい。
最近、いただくメールの中にはスポーツを趣味で、あるいはアスリート(競技選手)レベルで取り組まれている方からの質問もちらほら混じってきました。
その中、えらい勘違いがあるな~と思うのがですね・・・筋トレの話ですね。
スポーツ選手とその指導者の中でもっとも多い幻想が
『筋トレをするとうまくなる』
『筋トレをすると成績が上がる』
ってやつです。
すべてが間違いというわけではありませんが、そもそも筋トレをしたからと言ってそのスポーツに必要な技術が向上するわけではなく、あくまでも筋力がつくことによって体に余裕ができる、あるいは筋力があることによって障害を防ぐことができると考えるのが基本です。
車でもそうですが、出力(馬力、通常は排気量が目安)が上がれば、制動は難しくなるわけで、道にあった走行をするにはその道を走ってみないといけません。
体でも同じことです。筋力をつけ最大出力を上げるのはいいでしょう。しかしながらその出力を上手に制御して使えなければまったく意味がない。
つまり『スポーツの技術を上げたければ技術トレーニングをしなければならない』のです。ただ、体の余力によってできるトレーニング、怪我のリスクが変わりますので余力作りである筋トレは適度にしておくべきだってなことになるわけですね。
さて、筋トレですがまずその目的を明確にしましょう。
1.怪我の防止
2.身体能力向上によるパフォーマンス向上
3.リハビリテーション
4.メンタル強化
5.健康の増進
一般人のトレーニングは5.がメインとなるでしょう。
競技選手の場合は何よりも考えないといけないことは
「負傷をリスクを最小限に減らし、できるだけ長く、健康状態でプレーする」
ことです。
ま、当たり前ですよね。負傷してしまったら練習もプレーもできませんから。だから負傷しないように身体能力を上げる、負傷したら治療に専念し、その後リハビリをし競技に復帰する。
そして「これだけやったのだから私はやれる!」という意識を作り上げる。
これが【筋トレ】ですね。
スポーツトレーニングは次のような感じで構成される。
○ストレングス&コンディショニング
○テクニカル(個人技術あるいは戦術)
○タクティス(集団戦術あるいは戦略)
○メンタル(ルールの認識、意識の統一、自己意識あるいは認識の開発、相互認識)
○休息
このうち実際問題としてなかなか難しいのが【休息】だったりしますね。
特に日本のスポーツ事情の場合、トレーニングが適当に行われているのでその目的が明確に分けられていない。・・・というか意識できる/させられる指導者がいない?のです。
これけっこう問題だよね。
さて、野球を例に上げましょうか。
○ストレングス&コンディショニング
腕立て伏せなどの筋トレと走力向上トレーニング、ジョギング、ストレッチングなどコンディショニングの部分。食事など
○テクニカル(個人技術あるいは戦術)
打撃練習(素振り、ティー、トス、狙い打ち、バント)、投擲練習(遠投、キャッチボール、制球、ピッチング)、捕球練習、走塁練習など
○タクティス(集団戦術あるいは戦略)
条件付けによる打撃練習(状況に応じたバッティングあるいはバント)、条件付けによる守備練習(シートノックあるいは状況設定の上でのノック、走塁練習をかねた練習)、実践形式の練習
○メンタル(ルールの認識、意識の統一、自己意識あるいは認識の開発、相互認識)
ルールの周知徹底、サインプレー、データ分析、瞑想などメンタルトレーニング
ぶっちゃけ、これってそれぞれ目的が異なる。だけど一緒くたにされているんですよね。もうちっと指導者は学んで欲しいと思いますね。
・・・と今日はここまで。
恒例のやつサボっただろ!とお叱りの言葉をいただいてしまいました。
・・・ま、言い訳はすまい。
最近、いただくメールの中にはスポーツを趣味で、あるいはアスリート(競技選手)レベルで取り組まれている方からの質問もちらほら混じってきました。
その中、えらい勘違いがあるな~と思うのがですね・・・筋トレの話ですね。
スポーツ選手とその指導者の中でもっとも多い幻想が
『筋トレをするとうまくなる』
『筋トレをすると成績が上がる』
ってやつです。
すべてが間違いというわけではありませんが、そもそも筋トレをしたからと言ってそのスポーツに必要な技術が向上するわけではなく、あくまでも筋力がつくことによって体に余裕ができる、あるいは筋力があることによって障害を防ぐことができると考えるのが基本です。
車でもそうですが、出力(馬力、通常は排気量が目安)が上がれば、制動は難しくなるわけで、道にあった走行をするにはその道を走ってみないといけません。
体でも同じことです。筋力をつけ最大出力を上げるのはいいでしょう。しかしながらその出力を上手に制御して使えなければまったく意味がない。
つまり『スポーツの技術を上げたければ技術トレーニングをしなければならない』のです。ただ、体の余力によってできるトレーニング、怪我のリスクが変わりますので余力作りである筋トレは適度にしておくべきだってなことになるわけですね。
さて、筋トレですがまずその目的を明確にしましょう。
1.怪我の防止
2.身体能力向上によるパフォーマンス向上
3.リハビリテーション
4.メンタル強化
5.健康の増進
一般人のトレーニングは5.がメインとなるでしょう。
競技選手の場合は何よりも考えないといけないことは
「負傷をリスクを最小限に減らし、できるだけ長く、健康状態でプレーする」
ことです。
ま、当たり前ですよね。負傷してしまったら練習もプレーもできませんから。だから負傷しないように身体能力を上げる、負傷したら治療に専念し、その後リハビリをし競技に復帰する。
そして「これだけやったのだから私はやれる!」という意識を作り上げる。
これが【筋トレ】ですね。
スポーツトレーニングは次のような感じで構成される。
○ストレングス&コンディショニング
○テクニカル(個人技術あるいは戦術)
○タクティス(集団戦術あるいは戦略)
○メンタル(ルールの認識、意識の統一、自己意識あるいは認識の開発、相互認識)
○休息
このうち実際問題としてなかなか難しいのが【休息】だったりしますね。
特に日本のスポーツ事情の場合、トレーニングが適当に行われているのでその目的が明確に分けられていない。・・・というか意識できる/させられる指導者がいない?のです。
これけっこう問題だよね。
さて、野球を例に上げましょうか。
○ストレングス&コンディショニング
腕立て伏せなどの筋トレと走力向上トレーニング、ジョギング、ストレッチングなどコンディショニングの部分。食事など
○テクニカル(個人技術あるいは戦術)
打撃練習(素振り、ティー、トス、狙い打ち、バント)、投擲練習(遠投、キャッチボール、制球、ピッチング)、捕球練習、走塁練習など
○タクティス(集団戦術あるいは戦略)
条件付けによる打撃練習(状況に応じたバッティングあるいはバント)、条件付けによる守備練習(シートノックあるいは状況設定の上でのノック、走塁練習をかねた練習)、実践形式の練習
○メンタル(ルールの認識、意識の統一、自己意識あるいは認識の開発、相互認識)
ルールの周知徹底、サインプレー、データ分析、瞑想などメンタルトレーニング
ぶっちゃけ、これってそれぞれ目的が異なる。だけど一緒くたにされているんですよね。もうちっと指導者は学んで欲しいと思いますね。
・・・と今日はここまで。